サムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S23シリーズ。
今回、同シリーズのAndroid OSシステムのデータ占有量に関すしてちょっとした騒ぎが発生。
その結果、事実とはことなる「誤解」が生じているようです。
事の発端はGalaxy S23 Ultraのレビュー用端末?持っていると思われるTwitterユーザーからのツイート:
512GBバージョンのGalaxy S23 Ultraが手元にあるというユーザーが報告していたのは同モデルではOSなどのいわゆる「システム」のデータ占有量が68GBもある、というもの。
ご存知のように、Androidではシステムがストレージ容量の多くを占めるのは事実ですが、それでもそのサイズはせいぜい20GB台。70GB近くがシステムを占めるといういうのは明らかに異常です。
例えばGalaxy S23 128GBモデルなどではこれだけシステムが占めると、最初から空き容量が半分以下になり、これはかなり大きな問題に。
そのため、ネット上では国内外でこの問題がちょっとした話題となっているようです。
システムのデータ異常占有は権限の問題による表示上の誤解
一方、この問題は端的に言うと表示上の問題とのこと。
国内でも5ちゃんねるユーザーなどが説明をしており、以下はその一例:
初期設定だとストレージ使用量の確認アプリに詳細分析の権限が無い
5チェンネルより引用
本来だとアプリに分類されるべき携帯キャリア謹製のプリインストールアプリがシステムに合算されて使用量が表示されていたということ
ストレージ使用量を確認するアプリに権限が与えられていないため、強制的?にシステムのデータとしてカウントされてしまう、ということ。
つまり、本来「アプリ」に分類されるはずのデータが「システム」としてカウントされているために、システムのデータ占有量が肥大化して見える、ということ
Galaxy+Android 13共通のバグ?
ちなみに類似の報告はAndroid 13へアップデートをした他のGalaxyモデルでも散見されるので、ひょっとすると機種依存ではなくOneUI 5.0由来のバグ、という可能性も。
ただ、本来、ストレージ使用量の確認は権限の付与などは無関係にできなければいけない基本的な機能のはず。
そういった意味ではシステム側のなんらかのバグ・不具合であることは間違いなさそうなので、今後のアップデートでの修正に期待したいところです。
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