Pixel 7/7 Proはシリーズ最高傑作に？前作とはユーザー評価に大きな差

Googleが今月前半にリリースした最新Pixelシリーズ、Pixel 7およびPixel 7 Pro。

前作のPixel 6/6 Proと比べ、チップセット以外の主な仕様では比較的地味な進化となっていますが、期間限定のかなり大胆な下取りキャンペーンの展開もあってか、明らかに前モデルよりも売れ行きは好調、という印象です。

また、その人気と比例してか今回、同シリーズの評価・評判もかなり良いことが判明しました。

まだ評価数が少なめなので今後変化する可能性は十分にありますが、「途中採点」としてはかなり好調ではないでしょうか。

Pixel 7/7 Proの評価・評判はPixel史上最高？

以下は価格.comにおけるPixel 6とPixel 7、そしてPixel 6 ProとPixel 7 Proのユーザー評価の比較：

Pixel 6の総合満足度は3.72なのに対し、Pixel 7は4.53と約0.8ポイントも差がついています。

Pro同士の比較でもやはり同じくらいの評価ポイント差があります。

また、いずれの機種でも満足度評価に「3」以下がない、というのも注目に値します。

なお、Pixel 7/7 Proの満足度評価は他のPixelモデルと比べても現時点では最高評価。つまり、国内でPixel 3がリリースされて以降、今のところは「最も評判の良いPixel」となっています。

ただ、興味深いのは項目別の評価を見ると、むしろ前作の方が評価が高い項目もあり、各項目の「平均点」としてはあまり変わらない点。

これは価格ドットコムの満足度評価は項目別の評価からは独立しているからであり、そういった意味で「満足度評価」は項目では評価できない全体の評価とも言えると思います。

ご存知の方も多いとは思いますが、前作のPixel 6シリーズでは発売直後から指紋認証の問題やデータ通信やWiFiの接続不具合、発熱、バッテリー異常消費といった多くの問題が報告されていました。

一方、今回のPixel 7シリーズでもこういった問題が皆無というわけではありませんが、全体的な不具合報告数や発生範囲という意味では明らかに前作とは違います。

この不具合の少なさが、項目では評価できない全体の評価、つまり全体の満足度として反映されているのではないかと思われます。