
スマートフォン向けチップ市場において、MediaTekの存在感が急速に高まっています。これまでハイエンド領域では後発と見られていた同社ですが、最新調査では消費者の評価や購入意欲が大きく向上していることが明らかになりました。
インド市場で支持拡大、購入意欲は8割超

調査会社のCounterpoint Researchがインドのユーザーを対象に実施したアンケートによると、回答者の84%がMediaTek製チップを搭載したスマートフォンの購入に前向きであると回答しています。
この調査はグローバルではなくインド市場に限定されたものではあるものの、同社製チップへの関心が着実に高まっていることを示す結果となりました。
シェアでも首位に、Qualcommを上回る
同調査では、チップメーカー別のシェアについても興味深い結果が出ています。MediaTekは48%でトップとなり、Qualcommの25%を大きく上回りました。
さらに、Appleが12%、その他が15%と続いており、MediaTekが市場で確かな地位を築いていることが分かります。
ゲーム用途でも評価向上
従来、モバイルゲーム用途ではSnapdragonが優位とされてきましたが、最近では状況が変わりつつあります。今回の調査でも、多くのユーザーがゲーム用途としてMediaTek搭載端末を選択肢に入れていることが確認されました。
Dimensityシリーズはここ数年で性能が大きく向上しており、処理能力や電力効率のバランスが評価されているとみられます。実際、最新のハイエンドモデルではフラッグシップ級の性能を発揮するケースも増えています。
イメージの変化が普及を後押し
かつてはミドルレンジ向けという印象が強かったMediaTekですが、現在ではハイエンド領域でも存在感を示すようになっています。技術力の向上に加え、各メーカーが積極的に採用を進めていることも、評価の変化につながっていると考えられます。
今後は実際の販売台数やグローバル市場でのシェア拡大がどこまで進むかが焦点となりますが、少なくとも消費者の意識は大きく変わりつつあるようです。
