Xiaomiなどの中華勢の猛追を受けながらも世界スマホシェアトップを維持しているサムスン。
しかし、同社のGalaxyスマートフォンが大量の在庫過剰の状態になっていることが明らかになった模様です。
出荷見込みを大幅下方修正
韓国メディアのThe Elecが伝えたもので、昨年末に2022年の生産目標を3億3400万台に設定した際、消費者需要を過大評価。同社は目標を2億7000万台まで下げざるを得なくなったとのことです。
そして、通常、スマートフォンの適正在庫台数は年間出荷予定数の10%程度、つまり2700万台だそうで、ここから計算するとサムスンは約5000万台の過剰在庫を抱えていることになる、とのこと。
ミッドレンジのGalaxy Aシリーズが不調
また、同ソースによると、この過剰在庫の大半はミッドレンジモデルのGalaxy Aシリーズで占められているとのことです。
ちなみにサムスンのGalaxyシリーズの台数面での「主力」はハイエンドのSシリーズではなくAシリーズと言われており、特にGalaxy A5xシリーズは世界で最も売れている機種、とされています。
実際、ここ数年は国内でもGalaxy AシリーズはSシリーズよりも確実に台数は出ている模様。
ただ、Galaxy Aシリーズの中でも特にGalaxy A5x以上のスペックのモデルに関しては、以前よりXiaomiやOppoといった中国メーカーの同クラスモデルより割高という指摘もあり、その割高感が不調の一因という可能性もありそうです。
ソース:THE ELEC
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