2022年の新型Xperia。
発表済みの機種としては国内ではXperia 1 IVとXperia ACE IIIが発売済みとなり、残すは7月リリースのXperia 10 IVのみ、ということに。
そしてこのXperia 10 IVはまだ価格が発表されているのはドコモ版のみですが、その価格は64,152円とかなり強気な設定。
他のSD695搭載機と比べてもダントツの高さはある意味有名です。
が、今回はSD695同士の比較ではなく、少し異なる視点で、このXperia 10 IVの価格・価値について考えてみたいと思います。
Xperia 10 IVの価格、6.4万円でどんな他モデルが買える?
といっても大したことではなく、要はこの約6.4万円という価格帯で他機種、型落ちモデルであればどの程度のスペック・性能のものが買えるの?という考察。
条件としては現在も販売中、新品・未使用のAndroidスマホで同価格帯、あるいはそれ以下の価格、ドコモ回線が問題なく使える白ロム、もしくはSIMフリー、おサイフ/Felica対応とします。
まずはXperia 10 IVの簡単なスペック、そしてベンチマーク性能のおさらい。
Xperia 10 IVのスペック:
- ディスプレイ: 6.0インチ、有機EL、2,520×1,080(FHD+)、21:9、457ppi
- サイズ :153x67x8.3mm
- 重さ 161g
- カラーLブラック、ホワイト、ミント、ラベンダー(ドコモ・auのみ)
- 搭載OS: Android 12
- CPU(SoC): Snapdragon 695
- メモリ:6GB
- ストレージ容量:128GB
- MicroSDカード対応(最大1TB)
- 背面カメラ:12MP(メイン、f/1.8)+8MP(超広角、f/2.2)+8MP(望遠、光学2倍ズーム、f/2.2)、手ぶれ補正:光学式(メインのみ)
- 前面カメラ: 8MP(メイン、f/2.0)
- センサーサイズ:非公表
- イヤホンジャック あり
- FeliCa/おサイフケータイ:対応
- バッテリー容量 5,000mAh
- ワイヤレス充電:非対応
- ポート USB Type-C
- 価格:64,152円(ドコモ版)
Xperia 10 IV(SD695)のベンチマークスコア(Geekbench5):
過去に発見されたXperia 10 IVのベンチマークスコアは:
- シングルコア:671
- マルチコア:1877
型落ちXperiaならば初代Xperia 5が購入可能
amazonのソニー公式ストアではまだ初代Xperia 5が販売中で価格は62,609円。
一方、このXperia 5のベンチマークスコアは:
シングルコア、マルチコアの性能ではXperia 10 IVの3割増しといったところです。
一方、このXperia 5はバッテリー容量が3,140mAhとXperia 10 IV比べてかなり少なく、5Gに非対応といった劣る点もあるので、少し古すぎ、という気もしないではありません。
ただ、個人的にはこのXperia 5はここ最近のXperiaの中では名機の一つだと思っているので、十分購入を検討する価値はあるような気もします。
XiaomiならばSD888搭載のXiaomi 11T Proでお釣りがくる!
フラッグシップシリーズ、Xiaomi 11シリーズの一つ、Xiaomi 11T Proは国内でもSIMフリー版として展開されており、今でもかなりの人気機種、という印象。
現在、OCNモバイルでは128GBモデルが6月30日までのセール期間中は43,300円となっており、Xperia 10 IVよりも21,000円も安い!ということに。
一方、通信サービスとのセット販売は嫌だ、端末単体購入がよい、という方の場合、同モデルはamazonでも60,661円で販売中(6月14日現在)。
OCNモバイルほどではありませんが、それでもXperia 10 IVより安価でお釣りがくる価格です。
また、SD888搭載の同モデルのベンチマークスコアは、というと:
マルチコアではXperia 10 IVの1.5倍以上の性能となっており、その差は歴然。
これだけ違うと、当然実使用での動作・レスポンスにも大きな違いがでるはずです。
もう少し待てばPixel 6aも購入可能!
Googleの新型ミッドレンジPixel、Pixel 6a。
無印のPixel 6は7万円以上するので、少しレンジから外れますが、7月に発売のPixel 6aの価格は53,900円とXperia 10 IVよりも1万円以上安く設定されています。
同モデルはカメラこそPixel 6よりダウングレードされていますが、それでもPixel 5シリーズと同程度のカメラ性能はあるはず。
また、チップセットはPixel 6/6 Proと同じでそのベンチマークスコアは:
SD888には及びませんが、2世代前のSD865程度の性能は十分にあります。
ちなみに同モデルは7月21日から予約販売を開始、28日に発売。
Xperia 10 IVはもう少し早くリリースされる可能性が高そうですが、それでも発売時期にそれほど大きな差はないと思われるので、十分に待つ価値はあると思います。
最新のSD8 Gen1搭載機、Mototola Edge 30 Proも買えてしまう・・・
そして極めつけは最新のSnapdragon 8 Gen1搭載機、Mototola Edge 30 Pro。
MVNOのIIJmioではちょっと信じられなくらいの価格で販売されています。
8GB/128GBモデルは17日発売なので、当記事執筆時点で未発売ですが、MNPならば5,1800円。
最新ハイエンド向けチップセットを搭載した機種が、SD695搭載のXperia 10 IVよりも1万円以上安く購入できてしまいます。
また、同モデルは端末単体購入でも価格は67,800円。
Xperia 10 IVより若干高いですが、10000円のギフト券が付いてくることを考慮すると、実質価格では10 IVより安い、ということになります。
また、現在は在庫切れとなっている12GB/256GBモデルも8GB/128GBモデルと比べてMNPで3000円、端末単体で2000円しか差がないので、こちらもかなり魅力的です。
なお、17日発売の8GB/128GBモデルは発売と同時にかなり速いスピードで在庫切れとなることが予想されます。狙っている方は発売直後に購入することをお勧めします。
また、まだ確信はないのですが、12GB/256GBモデルはどうやら朝の9時前後に在庫が復活することがあるようなので、同モデルを狙っている方はこの時間帯にチェックしてみてください。
まとめ
人の価値観は実に様々。
スペックや性能よりも「ソニー製」や「新型」であることに価値を見出す人もいると思うので、それはそれで尊重したいと思います。
ただ、私は貧乏根性のせいでしょうか。
どうしても同じ性能なら安いもの、そして、同じ価格ならばより高性能なものを求めてしまいます。
そしてXperia 10 IVを「買わない」と決断し、同じ予算内であれば、個人的にはPixel 6a、もしくはMotorola Edge 30 Proが断然おすすめです。
コメント
サイズを考えてほしいです。
大きさでそれしか選択肢がない、という場合があると思います。本当に。