ソニーの新型Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 IV。
5月11日に正式発表が確定し、国内キャリア向けのモデル、2つがFCC認証を通過し、少なくともドコモとauが取り扱うことはほぼ確実でしょう。
一方、充電周りなど、細かなスペック情報も少しずつ判明してきていますが、まだ全体像とまでは行きません。
そんな中、ESATO上のリーカーが今回、Xperia 1 IVで初対応するオーディオ周りの機能に関する情報をリークしていました。
今回の情報によると、次期Xperiaフラッグシップ、つまりXperia1 IVは発売後、Android 13にアップデートすることでBluetooth LE Audio (LC3コーデック)に対応する予定とのこと。
また、LC3コーデックは、2023年のソニーのワイヤレスオーディオ製品「QN2」チップにも搭載される予定だそう。
Bluetooth LE Audioとは?
LE AudioはBluetooth SIGが開発した新しいBluetooth Audio技術で、新コーデック「LC3(Low Complexity Communication Codec)」を採用。
このLC3の最大の特徴は低いビットレートでも高い品質を保持できるという点で、従来のBluetoothオーディオの標準コーデック、SBCで345kbpsの音質を、160kbps実現できるといわれています。
そのため、このLE AudioではBluetooth通信における大幅な省電力化が可能になると言われており、最大で2倍のバッテリー持ちが実現できるとも。
また、そのほかにも複数台へのマルチストリーム機能や、周辺デバイスへのブロードキャスト機能などに対応するので、Bluetoothを介したオーディオストリーミングなどの利便性が大きく高まることが期待されています。
なお、今のところ既存のスマートフォンでLE Audioに対応している機種というのは存在しないはず。
ただ、これはハード的な理由というよりは、OSレベルので制限によるところが大きいようなので、ひょっとすると他の機種でもAndroid 13アップデートともにLE Audioに対応する機種はでてくるのかもしれません。
ちなみに今回のリーカーによると、LC3は、ソニーのLDACと直接競合しており、ソニーの一部の社員はLC3の存在を「快く思っていない」とも。
それでもやはり、汎用性の広い新技術には対応せざるえない、といったところなのでしょうか。
ソース:ESATO
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