
Samsungは、耳をふさがずに音楽を楽しめるオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds On」を発表しました。耳の外側に装着するクリップ型デザインを採用し、周囲の音を聞き取りながら音楽や通話を利用できるのが特徴です。2026年11月上旬の発売を予定しており、価格は229ドルです。
耳をふさがないクリップ型デザイン
Galaxy Buds Onは、従来のカナル型イヤホンとは異なり、耳の穴に差し込まず、耳の外側に挟むように装着する構造を採用しています。屋外での運動や通勤など、周囲の状況を把握しながら音楽を楽しみたい場面を想定した製品です。

Samsungによると、設計には物理シミュレーションや計算モデルに加え、1億1,900万件以上の耳に関するデータを活用。さまざまな耳の形状に対応できるよう設計したとしています。
イヤホン本体の重量は片側6.65gです。バンドやバッテリー、スピーカー部分の配置を工夫することで、重量を分散し、動いているときの安定性と装着時の負担軽減を目指しています。
周囲の騒音に応じて音量を調整

音響面では、直径11.3mmのTwinBoost Speakerを搭載し、QualcommのSnapdragon S7 Gen 1 Sound Platformと高効率Class-Dアンプを組み合わせています。周囲の騒音に応じて音量を調整する仕組みも備えています。
オープンイヤー型で課題になりやすい音漏れへの対策として、Audio Leakage Reduction機能も搭載しました。スピーカー背面から逆位相の音波を発生させ、外部に漏れる音を打ち消す仕組みです。ただし、実際の音漏れの抑制効果については、製品を使った検証が必要です。
通話機能では、3基のマイクに加え、顎や骨の振動から発話を検知するVoice Pickup Unit(VPU)を採用。車のクラクションや工事音など、都市部で発生する騒音を学習した機械学習フィルターによって、通話中の環境音を抑制するとしています。
Gemini Liveや頭の動きによる操作に対応
Galaxy Buds Onは、SamsungのGalaxy製品やGoogleのサービスとの連携機能も備えています。
Galaxy端末では、充電ケースを開くとペアリングを開始でき、Galaxy Wearableアプリを別途ダウンロードしなくても接続できます。イコライザーや音量などの基本設定も、Androidのクイックパネルから操作できるとしています。
主な操作機能は次のとおりです。
- 頭の動きによる操作: うなずいたり、首を横に振ったりすることで、着信への応答やアラームの停止、通知の読み上げなどを操作できます。
- Gemini Liveとの連携: 音声でGemini Liveを呼び出し、ハンズフリーでAIと会話できます。
- 音声メモ: イヤホンを長押しすると音声を録音でき、Bixbyによる音声コマンドを使った録音内容の管理にも対応します。
スマートフォンを取り出さずに操作できる機能を充実させ、移動中や運動中の使い勝手を高めています。
最大38時間の音楽再生に対応
バッテリー容量はイヤホン本体が片側61mAh、充電ケースが530mAhです。連続音楽再生時間はイヤホン単体で最大9.5時間、ケース併用では最大38時間とされています。通話時間は単体で最大5.5時間、ケース併用で最大25時間です。
そのほか、Bluetooth 6.2に対応し、Samsung独自のSSCやSSC UHQ、AAC、SBC、LC3などのコーデックをサポート。防水・防塵性能はIP54です。対応端末はAndroid 12以降で、1.5GBを超えるメモリーを搭載した端末とされています。
本体カラーはブラックの1色で、価格は229ドルです。米国では2026年11月上旬の発売が予定されていますが、日本での発売については現時点で発表されていません。

