Pixel 11で動画にノイズが混入する不具合、Video Boost使用時に発生か

Googleの最新スマートフォン「Pixel 11」シリーズで、動画撮影時の音声に突然ノイズが混入するとの報告が寄せられています。問題はGoogleの動画補正機能「Video Boost」を有効にした動画で発生しているようで、せっかく撮影した映像の音声が台無しになるケースもあるようです。発売直後のPixel 11シリーズではアプリのクラッシュなども報告されており、新たな不具合として注目されています。

Video Boost使用時に数秒おきのノイズ

Reddit上の報告によると、Pixel 11 Pro XLを購入したユーザーがカメラ性能を試すためにイベント会場で動画を撮影したところ、撮影した映像の音声に約5秒ごとに大きなノイズが入っていることに気付いたといいます。

この症状は、Video Boostを有効にして撮影した動画でのみ確認されたとのことです。

Video Boostは、Pixel 8 Proから導入された動画補正機能で、色や明るさ、手ブレ補正、暗所での画質などを改善します。撮影した動画をGoogleのサーバー側で処理し、その後に補正済みの映像が端末へ返される仕組みとなっているため、通常の動画撮影とは異なる処理が行われます。

今回のノイズについても、こうした処理のどこかで問題が発生している可能性がありますが、現時点で原因は明らかになっていません。

「音声ズーム」が原因の可能性も

同じ投稿には複数のPixel 11シリーズユーザーから同様の症状が報告されており、一部では「音声ズーム」が原因ではないかとの指摘も出ています。

音声ズームは、カメラでズームした被写体の音を強調する一方、周囲の雑音を抑える機能です。この機能の処理とVideo Boostが組み合わさった際に、不具合が発生している可能性が考えられます。

実際に最初に問題を報告したユーザーは、カメラアプリのキャッシュを削除したうえで音声ズームを無効にしたところ、その後に撮影したVideo Boost対応動画では音声の異常が発生しなくなったと報告しています。

ただし、これがすべてのユーザーに有効な対処法なのか、あるいは一時的な改善に過ぎないのかは分かっていません。

大切な動画の撮影では注意が必要か

Video BoostはPixelシリーズのカメラ機能の中でも、動画画質を高めるための重要な機能の一つです。それだけに、補正後の動画に定期的なノイズが混入するのであれば、旅行やイベントなど撮り直しが難しい場面では大きな問題となります。

現時点ではGoogleから、この不具合について正式な説明や修正アップデートの案内はありません。報告されている問題がPixel 11シリーズ全体にどの程度広がっているのかも不明です。

もしPixel 11シリーズでVideo Boostを使用した動画を撮影する予定がある場合は、重要な撮影の前に一度音声を含めた仕上がりを確認しておくと安心かもしれません。音声ズームを無効にすることで改善したという報告もあるため、問題が発生しているユーザーは試してみる価値がありそうです。

Pixel 11シリーズでは発売後から複数の不具合報告が見られており、Googleが今後ソフトウェアアップデートでこうした問題を解消できるのか注目されます。

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