
Microsoftが、AndroidスマートフォンとWindows PCを連携するLink to Windowsの新機能を開発しているようです。アプリ内から発見されたコードによると、将来的にはAndroidスマートフォンを使って、離れた場所にあるWindows PCのシャットダウンや再起動、スリープなどを操作できるようになる可能性があります。
AndroidスマホからPCの電源を遠隔操作
今回の情報は、Android向けLink to Windowsアプリを解析したことで判明したものです。コードには、PCを再起動する、スリープ状態にする、シャットダウンする、といった複数の操作に関する記述が確認されています。
さらに、Windows Updateの適用後に再起動する「更新して再起動」や「更新してシャットダウン」といった操作も用意される可能性があります。
現在のLink to Windowsでは、Androidスマートフォンから接続中のPCをロックする機能が提供されています。今回見つかった機能は、この遠隔ロックをさらに発展させ、PCの電源状態そのものをスマートフォンから変更できるようにするものとみられます。
例えば、PCの電源を切り忘れて外出してしまった場合でも、スマートフォンからシャットダウンを実行できるようになります。逆に、離れた場所からPCを再起動しておきたい場合にも便利そうです。
誤操作やデータ消失を防ぐ警告も表示
一方で、PCの電源操作を遠隔から実行できるようになるだけに、安全面にも配慮されているようです。
シャットダウンや再起動を選択した場合、PC上で保存していない作業が失われる可能性があることを知らせる警告が表示されるとみられます。
特にPCから離れた場所で操作する場合、未保存の文書などをスマートフォン側から確認して保存することはできません。そのため、実行前にユーザーへ注意を促す仕組みが用意されるようです。
Windows Updateの処理中に再起動やシャットダウンを実行しようとした場合も、更新を完了するために再起動が必要であることや、未保存の作業が失われる可能性を知らせる警告が表示されるとされています。
また、PCをスリープ状態にすると、Phone Linkとの接続も切断されるため、スマートフォン側にはその旨を知らせる警告が表示されるようです。スリープ後にPCを使いたくなった場合は、ユーザーが直接PCを操作して復帰させる必要があります。
WindowsとAndroidの連携をさらに強化
Microsoftは最近、Windows 11とAndroidの連携機能を相次いで拡充しています。
これまでにも、AndroidスマートフォンのメッセージをWindows上から利用する機能などが提供されてきましたが、今後はスマートフォンを単なる通知確認やメッセージ送受信のための端末ではなく、PCを操作するためのリモコンのように活用する方向へ進む可能性があります。
今回発見された機能は、現時点ではLink to Windowsで有効化されていません。そのため、Microsoftが正式に提供するかどうかはまだ分かりません。APKの解析によって確認された機能が、そのまま一般公開されるとは限らない点にも注意が必要です。
それでも、AndroidスマートフォンからWindows PCをロックするだけでなく、電源オフや再起動、スリープまで操作できるようになれば、PCの電源を切り忘れたときなどにかなり便利な機能になりそうです。Microsoftが今後のWindows 11とAndroidの連携機能として正式に追加するのか、注目されます。


