
ソニーが発表したミッドレンジスマートフォン「Xperia 10 VIII」の価格が、海外市場で明らかになり始めています。前モデルのXperia 10 VIIから大幅に値上げされており、香港では約45%、欧州や英国でも約3割以上の価格上昇となっています。日本ではSIMフリー版、キャリア版ともに価格がまだ発表されていませんが、海外と同様の値上げが実施されれば、SIMフリー版が10万円を大きく超える可能性もありそうです。
Xperia 10 VIIIは、6.1インチOLEDディスプレイやSnapdragon 6 Gen 3、5,000mAhバッテリーなど、基本的なハードウェア構成をXperia 10 VIIから引き継いでいます。一方で、ディスプレイの明るさが約50%向上したほか、ステレオスピーカーの音量や低音が強化されるなど、主に使い勝手の面で改良されています。
香港では約45%の大幅値上げ
すでに価格が判明している香港市場を見ると、Xperia 10 VIIIは4,799香港ドルで販売されます。一方、Xperia 10 VIIの発売時価格は3,299香港ドルでした。

単純に比較すると1,500香港ドルの値上げとなり、約45%もの価格上昇です。香港での価格は日本円に単純換算すると約9万7,000円となります。
もちろん、スマートフォンの販売価格は国や地域によって大きく異なるため、香港での価格をそのまま日本円に換算して国内価格を予想するのは適切ではありません。
ただし、同じ市場における前モデルとの価格差を見ることで、ソニーがXperia 10 VIIIをどの程度の価格帯に設定しているのかを推測する材料にはなります。
欧州・英国でも大幅値上げ
香港だけでなく、欧州や英国でも同様の傾向が確認されています。
欧州ではXperia 10 VIIIが599ユーロで、Xperia 10 VIIの449ユーロから150ユーロの値上げです。英国では549ポンドとなっており、前モデルの399ポンドから150ポンド高くなっています。

つまり、欧州では約33%、英国では約38%の値上げとなります。
特に気になるのは、価格がこれほど上昇しているにもかかわらず、基本的なスペックは大きく変わっていないことです。Snapdragon 6 Gen 3、8GB RAM、128GBストレージ、5,000mAhバッテリー、50MP+13MPの背面カメラなど、主要な構成はXperia 10 VIIとほぼ共通しています。
Xperia 10 VIIIではディスプレイが従来より明るくなり、スピーカーも強化されていますが、チップセットを含めて大幅な性能向上を果たしたモデルではありません。
国内SIMフリー版は10万円を超える可能性も
日本では、Xperia 10 VIIのSIMフリー版が74,800~74,900円前後で販売されています。現在も国内市場では7万4,800円前後で購入できます。
仮に日本でも香港と同じ約45%の値上げが行われた場合、74,900円を基準にするとXperia 10 VIIIは約10万8,000円となります。
もちろん、実際の国内価格が海外と同じ比率で引き上げられるとは限りません。しかし、欧州や英国でも3~4割程度の値上げが行われていることを考えると、日本だけ大幅に価格を抑える展開を期待するのは難しいかもしれません。


