
Lenovoは8月26日、中国で小型ゲーミングタブレットの新モデル「Legion Y700 AI(2026)」を発表しました。8.4インチという片手でも扱いやすいサイズながら、最新世代のハイエンドSoCであるSnapdragon 8 Elite Gen 5や最大24GBの大容量メモリを搭載しており、コンパクトさと性能を両立したモデルに仕上がっています。さらに、シリーズとして初めて5GとデュアルSIMにも対応しました。
8.4インチOLEDに165Hzリフレッシュレート
Legion Y700 AIは、2560×1600ドットの8.4インチOLEDディスプレイを搭載しています。リフレッシュレートは最大165Hzの可変式で、ゲームの映像を滑らかに表示できます。

ディスプレイは最大4,000ニトのピーク輝度に対応するほか、3,840Hz PWM調光やDolby Visionもサポートしています。
近年のハイエンドAndroidタブレットは大型化が進んでいますが、本機は携帯性を重視した設計が特徴です。本体重量は約298g、厚さは6.5mmに抑えられており、ゲーム中に両手で持ち続ける場合でも扱いやすいサイズとなっています。
Snapdragon 8 Elite Gen 5と最大24GBメモリを搭載
性能面では、Qualcommの最新ハイエンドSoCとなるSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用しています。LPDDR5TメモリとUFS 4.1 Proストレージを組み合わせ、12GB+256GB、16GB+512GB、24GB+1TBという3種類の構成が用意されています。

さらにmicroSDカードにも対応しており、最大2TBまでストレージを拡張できます。
Lenovoによれば、AnTuTuベンチマークでは458万点という高いスコアを記録するとのことです。ただし、ゲーミング端末では短時間のベンチマークスコアだけでなく、長時間のゲームプレイでどれだけ性能を維持できるかも重要になります。
そこで本体には、15,000平方mmという大型のベイパーチャンバーを搭載。高負荷時の発熱を抑え、長時間のゲームプレイでも性能低下を抑制する設計です。

このほか、X軸リニア振動モーターを2基、Dolby Atmos対応のステレオスピーカー、USB Type-Cポートを2基搭載しています。USB Type-Cの1基はDisplayPort出力にも対応するため、外部モニターに接続して大画面でゲームを楽しむこともできます。
5GとデュアルSIMに対応、外出先でも使いやすく
今回のモデルで特に大きな変更となるのが、5G通信への対応です。
デュアルSIMに対応しており、Wi-Fi環境がない場所でもモバイル通信を利用できます。スマートフォンをテザリング用に持ち歩く必要性を減らせるため、外出先でゲームや動画を楽しみたいユーザーにとっては便利な仕様といえます。
通信機能は5Gに加えてWi-Fi 7、Bluetooth 5.4にも対応しています。
バッテリー容量は7,470mAhで、最大68Wの急速充電に対応します。8,000mAhには届かないものの、298gという軽量なボディにこれだけの容量を収めている点は注目できます。
一方、カメラは背面50MP、前面8MPという比較的シンプルな構成です。ゲーミングタブレットという製品の性格を考えれば、カメラよりもディスプレイや冷却性能、バッテリーなどにコストを振り分けた仕様と見ることができます。
価格は約12万円から、中国で販売開始
中国での価格は、12GB+256GBモデルが5,499元、16GB+512GBモデルが6,499元、24GB+1TBモデルが8,499元です。米ドル換算では、それぞれ約818ドル、967ドル、1,264ドルとなります。
日本円に単純換算すると、1元=約22円として約12万1,000円、約14万3,000円、約18万7,000円に相当します。
小型タブレットとして見ると決して安価ではありませんが、8.4インチというコンパクトなボディに最新世代のハイエンドSoC、最大24GBのメモリ、1TBストレージ、165Hz OLEDディスプレイ、大型冷却機構まで搭載していることを考えると、かなり尖った製品です。
大型化が進むハイエンドタブレットとは異なり、Legion Y700 AIは「小さいから性能も控えめ」という従来の小型タブレットとは一線を画しています。ゲームを本格的に楽しみながら、ノートPCのような大きな端末は持ち歩きたくないというユーザーにとって、非常に興味深い選択肢になりそうです。


