Googleの最新スマートフォン「Pixel 11」シリーズで新たに搭載された通知ライト機能「HiLight」について、意外な影響が指摘されています。比較テストによると、Pixel 11 Proはカメラのフラッシュや懐中電灯として使用するライトの明るさが、ライバル機種だけでなく従来のPixelよりも明らかに低下しているようです。
Pixel 9 Proよりも暗い結果に

Xユーザーの@multithreedy氏が公開した比較では、Pixel 11 Pro、Galaxy Z TriFold、iPhone 17e、Pixel 9 Proのライト性能を検証。各機種のライトを最大の明るさに設定し、同じ露出条件で比較したところ、Pixel 11 Proは懐中電灯、カメラ用フラッシュのどちらでも最も暗い結果となりました。
画像を見る限り、単に光量が弱いだけでなく、Pixel 11 Proの光は広く拡散しており、遠くまで強く照らす用途では従来モデルより不利になる可能性があります。
HiLightのための構造変更が原因か
原因として考えられているのが、Pixel 11シリーズから導入された「HiLight」の構造です。HiLightは、背面カメラのフラッシュを囲むように8個のRGB LEDを配置し、Geminiの動作中や特定の通知時に光る新しいビジュアル通知機能です。

先日の分解調査では、この8個のLEDと中央のフラッシュの上に、光を均一に広げるための白い拡散板が配置されていることが確認されました。つまり、HiLightの光をリング状に滑らかに見せるための拡散板が、中央のフラッシュ部分も覆う構造になっています。
従来のPixelでは、フラッシュ部分に光を前方へ効率よく照射するためのレンズ状の構造が採用されていました。一方、Pixel 11 Proでは光が拡散しやすくなったことで、明るさや照射距離が犠牲になっている可能性があります。
新機能との引き換えになった可能性
現時点でGoogleは、Pixel 11シリーズのフラッシュや懐中電灯の明るさについてコメントしていません。そのため、今回の違いが意図的な仕様変更なのか、それともHiLightを既存のフラッシュ周辺に組み込んだ結果として生じた副作用なのかは不明です。
HiLightはPixel 11シリーズの新しい特徴の一つですが、通知ライトとしての機能がまだ限定的である一方、日常的に使う可能性のある懐中電灯やカメラのフラッシュ性能に影響しているとすれば、少し気になるところです。実際の使用環境では比較テストほど差を意識しないケースもありそうですが、新機能の追加によって従来の基本機能がどこまで変化しているのか、今後の詳細な検証にも注目したいところです。

