
Xiaomi(シャオミ)は、同社最高峰のフラッグシップスマートフォン向けに開発した自社設計の新世代AIチップセット「XRING 03(玄戒 O3)」を正式に発表いたしました。
先進の3nmプロセスを採用した本チップは、ベンチマークアプリ「AnTuTu」における総合スコアで522万点を記録し、モバイルプロセッサとして史上初めて500万点の大台を突破しました。圧倒的な処理能力に加え、GPUの劇的な省電力化や世界初の新規格メモリへの対応、チップ全域に及ぶAI統合など、次世代のフラッグシップにふさわしい進化を遂げています。

主な仕様と進化のポイント
1. CPU:10コア「オールビッグコア」構成で性能60%向上
CPUには、全てのコアが高性能コアで構成される10コア・オールビッグコア(全大核)設計を採用しています。

- ベンチマーク: マルチコアスコアが史上初めて15,000点を突破。
- 性能向上: 前世代モデル(XRING O1)と比較して、CPU全体で60%の性能向上を実現。
- AI機能: CPU内部に新たに「双SME2 AI加速ユニット」を組み込み、処理効率を高めています。
2. GPU:次世代「G2-Ultra NX」初搭載で性能85%UP&消費電力64%削減

グラフィックプロセッサには、新開発の自社GPU「G2-Ultra NX」を初搭載しました。
- グラフィック性能: 前世代から世代を超えた技術躍進(跨代式アップデート)により、描画性能が85%向上。
- 省電力性: 圧倒的な効率化により、消費電力を64%削減することに成功。
- 高負荷な3Dゲームやグラフィック処理においても、低発熱かつ長時間の安定したパフォーマンスを発揮します。
3. メモリ:世界初の「LPDDR6」サポートで帯域幅113.8 GB/sに到達
モバイル向けプロセッサとして世界で初めて次世代メモリ規格「LPDDR6」に対応しました。
- 帯域幅: 113.8 GB/s(前世代「XRING O1」比で48%向上)。
- 爆発的に拡大したメモリ帯域により、4K/8K映像処理や高フレームレートゲーム、大規模AI推論時のボトルネックを解消します。
4. AI・NPU:200 TOPSの圧倒的算力と「全モジュール All in AI」設計
オンデバイスAI処理を司るNPUはアーキテクチャが全面重構され、Xiaomi独自のオンデバイス大言語モデル「Xiaomi MiMo」に最適化されました。
- AI演算スペック: 張量(テンソル)算力 200 TOPS / ベクトル算力 3.13 TFLOPS
- オンデバイスAI性能: 45%向上
さらに「XRING 03」では、NPU単体にとどまらず、チップ全体のすべての回路ブロックにAI処理ユニットを配置する「全モジュール All in AI」設計を導入しています。
- CPU: 双SME2 AI加速ユニット
- GPU: 8基の「NX」ニューラルネットワークアクセラレータ
- ISP: AINR(AIノイズリダクション)専用ユニット
- DPU: ハードウェア級AI超解像(Super Resolution)&フレーム補間エンジン
- ADSP: 独立AIエンジン
これにより、夜景動画のリアルタイムノイズ除去や、ハードウェアレベルでの画像超解像・フレーム補間など、あらゆる場面で高精度なAI処理がミリ秒単位で行われます。
5. アーキテクチャ:業界最高水準の「82ns」静的レイテンシ
高い性能と電力効率を高度に両立させるため、「玄戒統一融合バスアーキテクチャ」や「トップ層金属配線技術」などの最先端構造を採用。業界最高レベルとなる82ns(ナノ秒)の超低静的レイテンシを達成し、アプリの即座な立ち上がりやUIの滑らかなレスポンスを実現しています。
発売予定・今後の見通し
「XRING 03」を搭載したXiaomiの最新フラッグシップスマートフォンは、2026年9月より順次市場に投入される予定です。
モバイル向けSoCとして前人未到の500万点超えを果たした「XRING 03」が、実際の市販端末でどのような体験をもたらすのか、今後の正式発表と実機の登場に大きな期待が集まっています。


