
Xiaomiは8月2日、中国で販売しているXiaomiおよびRedmiブランドのスマートフォンについて、複数モデルの価格を引き上げました。今回の値上げでは、Redmi TurboシリーズやKシリーズだけでなく、Xiaomi 17シリーズも対象となっており、最大で500元(約9万3500円)ではなく、500元(約9,350円)の値上げとなっています。背景には、メモリをはじめとするスマートフォン向け部品の価格高騰があるとみられます。
RedmiとXiaomi 17シリーズが一斉値上げ
今回の価格改定では、以下のモデルが対象となりました。日本円は1元=約18.7円として換算しています。
| モデル | 旧価格 | 新価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| Redmi Turbo 5 | 2,299元 | 2,599元 | 300元 |
| Redmi Turbo 5 Max | 2,499元 | 2,799元 | 300元 |
| Redmi K90 | 2,799元 | 3,099元 | 300元 |
| Redmi K90 Max | 3,199元 | 3,499元 | 300元 |
| Redmi K90 Pro Max | 4,199元 | 4,499元 | 300元 |
| Redmi K90 Ultra | 2,999元 | 3,299元 | 300元 |
| Xiaomi 17 | 4,499元 | 4,799元 | 300元 |
| Xiaomi 17 Pro | 4,999元 | 5,399元 | 400元 |
| Xiaomi 17 Pro Max | 5,999元 | 6,499元 | 500元 |
最も値上げ幅が大きいのはXiaomi 17 Pro Maxで、従来の5,999元から6,499元へ500元引き上げられました。日本円では約11万2200円から約12万1600円となり、約9,350円の値上げです。
Xiaomi 17 Proも400元、その他のモデルは一律300元の値上げとなっています。
Snapdragonだけが原因ではない? MediaTek搭載機も値上げ
今回の価格改定で注目したいのは、搭載SoCのメーカーを問わず値上げされている点です。
Redmi Turbo 5、Turbo 5 Max、K90 MaxにはMediaTek製のDimensityシリーズが採用されています。一方、Redmi K90、K90 Ultra、K90 Pro MaxはQualcommのSnapdragonシリーズを搭載しています。
それにもかかわらず、これら6モデルはいずれも300元の値上げとなりました。
そのため、今回の値上げはSnapdragonの価格上昇だけを理由とするものではなく、メモリなどスマートフォン全体に関係する部品コストの上昇が大きく影響している可能性があります。
Xiaomiの値上げは今年2回目
Xiaomiが中国でスマートフォンの価格を引き上げるのは、今回が初めてではありません。今年4月にも、一部のXiaomiおよびRedmiモデルで価格改定を実施しています。
このときXiaomi側は、メモリチップ価格の急激な上昇を値上げの理由として説明していました。
Redmiのルー・ウェイビン(盧偉冰)社長は4月、同一仕様のメモリ価格が前年と比べて約4倍に上昇していると説明。12GB+512GB構成では、メモリだけで端末のコストが約1,500元増加するケースもあると指摘していました。
さらに同氏は現在のスマートフォン市場について、過去約10年で最も厳しい時期の一つとの認識を示しており、特に低価格帯のスマートフォンほど部品価格の上昇による影響を受けやすい状況にあるとしています。
今回の値上げでは、Xiaomi 17シリーズの上位モデルまで対象となりました。スマートフォンの高性能化が進む一方で、メモリをはじめとした部品コストが上昇すれば、メーカー側が価格に転嫁せざるを得ない状況が広がる可能性があります。
中国市場で始まった今回の価格改定が今後ほかの地域にも波及するのか、そしてXiaomi以外のメーカーにも同様の動きが広がるのかが注目されます。


