
任天堂のNintendo Switch 2 Proコントローラーが、欧州向けに一部仕様変更されることが明らかになりました。EUの修理する権利(Right to Repair)に対応するため、バッテリー交換がしやすい設計へ見直される一方で、搭載バッテリーの容量は従来モデルより小さくなり、最大7時間程度プレイ時間が短くなる可能性があります。
交換しやすくなる代わりにバッテリー容量は減少
欧州では、製品を長期間利用できるよう修理性を高める規制が強化されており、任天堂も一部アクセサリーの設計変更を進めています。その対象となるのがSwitch 2 Proコントローラーです。

新モデルでは、従来は交換が難しかった内蔵バッテリーが、ユーザーによる交換を想定した構造へ変更されます。現在のSwitch 2 Proコントローラーでは、分解時に複雑な構造や接着剤が障壁となっており、修理専門サイトのiFixitもアクセスの難しさを指摘していました。
一方で、新モデルに搭載されるバッテリー容量は897mAhとなり、現行モデルの容量から約16%減少します。重量も228gとなり、従来モデルより7g軽量化される見込みです。
最大40時間から33時間程度に短縮か
現行のSwitch 2 Proコントローラーは最大約40時間の連続使用が可能ですが、単純計算では新モデルのバッテリー駆動時間は約33〜34時間程度になる可能性があります。
ただし、内部部品の変更や消費電力の最適化によって、実際の使用時間がどこまで変化するかは現時点では不明です。容量だけを見ると減少していますが、任天堂が電力効率を改善している可能性もあります。
海外ユーザーからは、修理のしやすさが向上するのであれば多少のバッテリー減少は許容できるという意見も出ています。33時間以上の駆動時間は、他社の高性能コントローラーと比較しても依然として長く、例えばDualSense Edgeはバッテリー持続時間が6時間以下とされています。
EU向けの仕様変更、他地域にも展開される可能性
任天堂はSwitch 2 Proコントローラー以外にも、欧州市場向けに一部アクセサリーの仕様変更を実施しています。
例えばNintendo Switch 2向けのGameCube Controllerではバッテリー容量が約5%増加する一方、重量が増加しています。また、Joy-Con 2については駆動時間への大きな影響はないとされています。
今回の変更は現時点ではEU向けとして発表されていますが、将来的には他地域でも同様のモデルが販売される可能性があります。バッテリー寿命を迎えた後も使い続けられるというメリットは大きく、任天堂が今後、修理性と性能のバランスをどのように取っていくのか注目されます。

