
Appleが2026年に投入するとみられる「iPhone 18」および「iPhone 18e」について、新たなメモリ構成に関する情報が浮上しました。これまで12GB RAMへのアップグレードが期待されていましたが、著名アナリストのMing-Chi Kuoによると、実際には9GB RAMを採用する可能性が高いとされています。
期待された12GB RAMではなく「9GB」を採用か
今回のリークで最も注目されているのが、標準モデルに搭載されるRAM容量です。
現行モデルからは1GB増量されるものの、その容量は「9GB」にとどまる見込みとされています。
スマートフォンのRAM容量は一般的に4GB刻み、あるいは8GB・12GB・16GBといった構成が主流です。6GB RAMを採用する機種も存在しますが、9GBという容量は非常に珍しく、スマートフォン市場では異例の仕様といえます。
そのため、「なぜ12GBではなく9GBなのか」という点に注目が集まっています。
特殊なメモリ構成が9GBの理由
Kuo氏によると、この9GBという容量は、A20チップの設計変更によるものです。
従来は2GBメモリチップを4枚組み合わせる構成でしたが、新型A20では1.5GBのメモリチップを6枚使用する構成へ変更されるとされています。
これにより、
- 1.5GB × 6枚 = 9GB
という容量が実現される仕組みです。
Appleはこの構成によって、AI機能を利用しながらもシステム全体の動作を安定させる狙いがあるとみられています。
上位モデルとの差別化も鮮明に
一方で、上位モデルとなる「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」、さらに折りたたみiPhoneについては、従来通り12GB RAMを搭載すると予想されています。
これにより、Appleはメモリ容量でも標準モデルとProシリーズの差別化を図る可能性があります。
Apple Intelligenceをフル活用できない可能性も
9GB RAMの採用で懸念されるのが、AI機能への影響です。
現時点では、Siriを中心とした基本的なApple Intelligence機能は8GB RAMでも動作するとされています。
しかし、大規模言語モデルを利用する高度なオンデバイスAI機能については、12GB RAMが事実上の条件になるとの見方もあります。
実際、6GB RAMを搭載するiPhone 15シリーズではApple Intelligenceが利用できず、メモリ容量が対応可否を左右する要素となりました。
そのため、9GB RAMでは基本的なAI機能は利用できても、将来的に追加される高度なAI機能の一部が利用できない可能性も考えられます。
コスト抑制が背景にある可能性
今回の仕様変更については、世界的なメモリ価格の高騰も背景にあるとみられています。
Appleは現在、DRAMやストレージの調達コスト上昇に直面しており、エントリーモデルの価格を抑えるために、あえて12GBではなく9GBという独自構成を選択した可能性があります。
もしこの情報が事実であれば、iPhone 18シリーズでは性能面だけでなく、利用できるAI機能の範囲でもモデル間の差がこれまで以上に明確になるかもしれません。
もちろん、現時点ではあくまでサプライチェーンからのリーク情報であり、最終的なメモリ構成やApple Intelligenceの対応範囲については、正式発表を待つ必要があります。

