
Googleの次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 11 Pro」に関するリーク情報が相次いでいます。新型チップや新デザインの採用が注目を集める一方で、これまでのPixelシリーズではあまり見られなかった「スペックの後退」も指摘されており、一部ユーザーの間で議論を呼んでいます。
例年であれば性能や機能の強化が中心となるPixel Proシリーズですが、Pixel 11 Proではコスト上昇への対応を意識したと思われる仕様変更も見られるようです。
バッテリー容量はわずかに減少か
リーク情報によると、Pixel 11 Proのバッテリー容量は4707mAhになる見込みです。
現行のPixel 10 Proは4870mAhバッテリーを搭載しており、数値上では約160mAhの減少となります。
大幅な差ではないものの、近年のスマートフォン市場ではバッテリー容量の増加が一般的だっただけに、逆方向の変更はやや珍しい動きと言えます。
もっとも、新たに採用されるとされる2nm世代のチップセットによって電力効率が向上すれば、実際の駆動時間への影響は限定的になる可能性もあります。
エントリーモデルのRAM削減との情報
メモリ構成にも変化があると報じられています。
Pixel 10 Proでは全モデルが16GB RAMを搭載していましたが、Pixel 11 Proでは256GBストレージモデルのみ12GB RAMとなり、上位ストレージモデルに16GB RAMが割り当てられる可能性があるとのことです。
近年のPixelシリーズはAI機能を大きな売りにしているため、ベースモデルのメモリ削減は意外な判断と受け止められています。
背景には、世界的なメモリ価格高騰があるとの見方もあります。
128GBモデル廃止で価格上昇の可能性も
ストレージ構成にも変更が加えられる可能性があります。
Pixel 10 Proでは128GBモデルが用意されていましたが、Pixel 11 Proでは256GBからの展開になるとの噂が浮上しています。
一見するとストレージ容量の増加は歓迎されそうですが、その一方で最も安価なProモデルが消えることを意味します。
近年は部品価格の上昇が続いていることから、実質的な値上げにつながる可能性も指摘されています。
温度センサー廃止との噂
Pixel 9 Proから搭載されていた温度センサーが姿を消す可能性もあります。
その代わりとして噂されているのが、カメラバー部分に組み込まれる「Pixel Glow」と呼ばれる新機能です。
これはRGB LEDを活用した通知システムになるとみられており、コンセプトとしてはNothing PhoneシリーズのGlyphインターフェースに近い存在になる可能性があります。
視覚的なインパクトは大きそうですが、実用的なセンサーを削除して置き換える形になるため、評価は分かれそうです。
長年の課題だったモデムも刷新へ
一方で、多くのPixelユーザーに歓迎されそうな変更もあります。
Pixelシリーズは長年にわたりSamsung Exynos系モデムを採用してきましたが、Pixel 11シリーズではMediaTek製M90モデムへの切り替えが噂されています。
これまでPixelシリーズでは通信品質や待機時の電力消費について指摘されることが少なくありませんでした。そのため、新モデムの採用によって通信安定性やバッテリー持続時間の改善が期待されています。
コスト増時代のPixel戦略が見えてくる
今回のリーク情報が事実であれば、Googleは限られたコストの中でユーザーに分かりやすい進化を優先する戦略を取っているようにも見えます。
2nmプロセス採用の新型Tensorチップや発光するカメラバーなど、目立つ進化を実現する一方で、バッテリー容量やメモリ構成、センサー類などでコスト調整を行う構図です。
Pixel 11 Proは2026年8月にも発表されるとみられていますが、最終的な評価は価格設定次第になりそうです。もし価格据え置きで登場するのであれば受け入れられる可能性もありますが、価格上昇を伴う場合はユーザーから厳しい目が向けられることになるかもしれません。

