
メモリ価格の急騰が続く中、Appleが複数の製品で大規模な価格改定を実施したと報じられています。対象はMac、iPad、Vision Pro、HomePodなど幅広く、一部製品では従来価格から$1,300もの値上げとなるケースもあるようです。
近年、Appleは部品コストの上昇に対する懸念を繰り返し示していましたが、今回の報道が事実であれば、その影響がついに製品価格へ本格的に反映されたことになります。
メモリ価格高騰がついに製品価格へ波及か
今回の値上げの背景として挙げられているのが、世界的なメモリ不足と価格上昇です。
近年はAI向けサーバー需要の急増によりDRAMやNANDフラッシュメモリの需給が逼迫しており、スマートフォンやPCメーカー各社がコスト増に直面しています。
Appleのティム・クックCEOもこれまで、メモリ価格の上昇が深刻なレベルに達していると説明しており、業界全体で価格転嫁の動きが広がっています。
MacBook AirやMacBook Proも値上げ対象
報道によると、比較的人気の高い製品については値上げ幅が比較的小さいものの、それでも購入を検討しているユーザーには無視できない変更となっています。
特にMacBook Airシリーズは$200の値上げ、MacBook Proは$300の値上げになるとされています。
Mac Studioは最大級の値上げに
今回の価格改定で最も大きな影響を受ける製品の一つがMac Studioです。
M4 Maxモデルは$500の値上げとなり、M3 Ultraモデルに至っては$1,300もの価格上昇が報じられています。プロフェッショナル向け製品ほど値上げ幅が大きくなっている点が特徴です。
新旧価格比較一覧
| 製品名 | 旧価格 | 新価格 |
|---|---|---|
| MacBook Neo | $599 | $699 |
| 13インチ M5 MacBook Air | $1,099 | $1,299 |
| 15インチ M5 MacBook Air | $1,299 | $1,499 |
| M5 MacBook Pro | $1,699 | $1,999 |
| iMac | $1,299 | $1,499 |
| M4 Max Mac Studio | $1,999 | $2,499 |
| M3 Ultra Mac Studio | $3,999 | $5,299 |
| M5 Vision Pro | $3,499 | $3,699 |
| iPad 11 | $349 | $449 |
| 11インチ M4 iPad Air | $599 | $749 |
| 13インチ M4 iPad Air | $749 | $949 |
| 11インチ M5 iPad Pro | $999 | $1,199 |
| 13インチ M5 iPad Pro | $1,299 | $1,499 |
| iPad mini 7 | $599 | $499 |
| Apple TV 4K | $129 | $199 |
| HomePod | $299 | $349 |
| HomePod mini | $99 | $129 |
なお、一覧ではiPad mini 7のみ価格が下がっているように見えますが、報道内容との整合性を考えると記載ミスの可能性もあり、今後の正式な価格情報を確認する必要があります。
Vision ProやHomePodも例外ではない
値上げはMacやiPadだけにとどまりません。
Vision Proシリーズについても、M5 Vision Proの価格が$3,499から$3,699へ引き上げられるとされており、HomePodやHomePod miniも値上げ対象になっています。
また、この価格改定は米国市場だけでなく、カナダやその他の地域にも適用されると報じられています。
今後も電子機器の値上げが続く可能性
2026年に入ってからはスマートフォン、PC、ゲーム機など幅広い分野で価格上昇の動きが見られています。
先日にはXboxが世界的な値上げを発表し、スマートフォン業界でもメモリ価格高騰による価格改定の可能性が指摘されています。今回のApple製品の値上げ報道も、その流れを象徴する出来事と言えるかもしれません。
AIブームを背景としたメモリ需要の拡大は今後もしばらく続くと予想されており、PCやスマートフォンを含む電子機器全般で価格上昇圧力が強まる可能性があります。ユーザーにとっては、製品選びだけでなく購入時期もこれまで以上に重要になりそうです。

