
ソニーの次世代フラッグシップモデルとして期待が集まる「Xperia 1 VIII」。しかし、発売を前にして海外のコミュニティサイトRedditにて、実機を触ったユーザーから端末表面の「コーティング」に関する気になる報告が上がっています。
Xperia 1 V以降、ソニーのフラッグシップではお馴染みとなった、滑り止めを兼ねた独特のザラザラとした質感の背面加工。今回のXperia 1 VIIIでも同様の手触りの良さが継承されているようですが、この仕様が思わぬ問題を招いている可能性があります。
わずかな摩擦でコーティングが剥落? Redditでの報告
ことの発端は、Redditのr/SonyXperiaスレッドへの投稿です。投稿者はXperia 1 VIII(と思われるデモ機)の実機に触れた際、端末同士の角を軽く擦り合わせるなどのテストを行ったところ、驚くべき結果になったと報告しています。

投稿者によると、「十分な力を込めると、コーティングが剥がれてしまう」とのこと。特にシルバー(ホワイト系)のコーティングがより脆弱に感じられ、他の色よりも簡単に剥がれてしまう印象を受けたようです。

また、端末背面の加工だけでなく、サイドベゼルのコーティングも背面より柔らかい可能性があると指摘。「角のフレームが常に端末背面のコーティングを削り取ってしまい、その逆ではない」という、衝撃的な観察結果を共有しています。

添付画像が物語る、拭き取れない「傷」
投稿には、実際の様子を捉えた複数の画像が添付されています。
これらの画像を見ると、端末背面やカメラバンプ(カメラの突起部分)周辺に、白い線状の跡や擦れ跡が確認できます。

オレンジ色のテキストで「乾いた布で何度も拭き取った後も、跡(歪み/傷)が残っている」と記されており、単なる表面の汚れや相手の塗装が付着しただけではなく、コーティング自体が物理的に損傷している、あるいは深く刻まれた傷であることが示唆されています。

別の画像では、シルバーモデルの角の部分が、下の赤い表面を削ったかのような跡と、ブラックモデルのカメラバンプの縁が擦れて色が落ちている様子がクローズアップされています。

このザラザラとした質感が、まるで「やすり」のように機能し、触れた相手を削るだけでなく、自身も摩擦によってコーティングを失いやすい、という脆さを抱えている可能性があります。
1700ドル超の端末としてどうなのか? 渦巻く懸念
この報告に対し、Redditのコメント欄では動揺と懸念の声が広がっています。
- 「ちなみに、この電話は1700ドル〜1800ドル(約26万〜28万円)だぞ」と、高額なプレミアム端末であるにも関わらず、耐久性に疑問が残る点に呆れる声。
- 「コーティングがこれほど簡単に剥がれるのは、少なくとも不穏だ」と、日常使用での耐久性を不安視する意見。
- 「鋭い角はコーティングが最も薄くなるため、常に加工が難しい」と、構造的な問題を指摘する冷静な分析。
投稿者は最終的に「もし購入するなら、99%の時間はケースに入れることになるだろう」と結んでおり、裸運用(ケースなしでの使用)には適さない可能性を示唆しています。
カメラの新AI機能でも物議、発売前から前途多難?
なお、Xperia 1 VIIIを巡っては、ハードウェアの耐久性だけでなく、ソフトウェア面でも一足先に物議を醸しています。
海外メディアの報道によると、ソニーがSNSに投稿した新機能「AI Camera Assistant」のプロモーション用作例(サンドイッチなどの写真)が物議を醸したとのこと。AI処理後の画像が不自然に露出オーバー(白飛び)となり、レタスやパンのディテールが失われ、オリジナルより大幅に画質が劣化しているとしてネット上で大炎上。有名インフルエンサーらも巻き込む騒動へと発展しました。
ソニー側は、これは撮影後の編集ではなく、撮影時に複数のクリエイティブな方向性を提案する機能だと釈明していますが、カメラ性能に定評のあるソニーだけに、国内外のファンの間では落胆や困惑の声が上がっています。
美しい質感や先進的なAI機能を追求した結果が、耐久性の犠牲や画質の劣化であっては本末転倒です。ソニーがこれらの指摘に対し、発売までにどのような対策、あるいは見解を示すのか、今後の動向に注目が集まります。

