
Sonyが、新型フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VIII」を正式発表しました。今回のモデルでは望遠カメラが大幅刷新され、最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用。さらにmicroSDカードスロットや3.5mmイヤホンジャックといった“Xperiaらしさ”も継続しています。
一方で、従来シリーズの特徴だった連続光学ズームには大きな変更が加えられています。
望遠カメラを刷新 大型48MPセンサー採用
今回最も大きな進化点となるのが望遠カメラです。
Xperia 1 VIIIでは、1/1.56インチの48MPセンサーを新たに採用。前モデル「Xperia 1 VII」の望遠センサーと比べ、センサーサイズは約4倍、画素数も4倍へと強化されました。

ただし、その代わりに従来搭載されていた連続光学ズーム機構は廃止されています。
これまでのXperia 1シリーズは、コンパクトカメラのような連続ズーム機能を大きな特徴としていましたが、今回は70mm固定の望遠レンズへ変更。高画素センサーを活用したデジタルズーム主体の構成へと方向転換しています。
暗所性能の改善が期待される一方、従来の“可変光学ズーム”を重視していたユーザーにとっては好みが分かれる変更となりそうです。
他のカメラ構成は継続

メインカメラと超広角カメラは前世代に近い構成を維持しています。
- メイン:48MP 1/1.35インチ、24mm、f/1.9、OIS対応
- 超広角:48MP 1/1.56インチ、16mm、f/2.0
- インカメラ:12MP、24mm、f/2.0
さらにSonyは、全カメラでRAWマルチフレーム処理を導入したと説明しています。
これにより、ダイナミックレンジ拡大や低照度時のノイズ低減を強化。白飛びや黒つぶれを抑えた撮影が可能になるとしています。
Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載
SoCには最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用しました。
前世代比でCPU性能が20%、GPU性能が23%向上しつつ、消費電力は最大20%削減されるとされています。
メモリとストレージ構成は12GB RAM+256GBストレージが基本で、上位構成では16GB RAMや1TBストレージも用意されます。
そして今回もmicroSDカードスロットを継続搭載。近年のフラッグシップでは極めて珍しい仕様となっています。
AIカメラ機能も追加

新たに「AI Camera Assistant」機能も導入されました。
これは「Xperia Intelligence」と呼ばれるSony独自AIブランドを活用した機能で、被写体や天候、シーン状況などを解析し、色味やレンズ効果などの設定を提案する仕組みです。
AIの提案をワンタップで適用することも、自分で細かく調整することも可能とされています。
3.5mmイヤホンジャック継続
オーディオ機能も引き続き重視されています。
SonyはWalkmanブランドで培ったノウハウを活かし、3.5mmイヤホンジャックを継続搭載。有線ならではのロスレスかつ低遅延な音楽体験をアピールしています。
さらに本体スピーカーも改良され、低音強化や音場拡大が図られているとのことです。
ディスプレイとバッテリーは据え置き
一方で、一部仕様は大きな変更がありません。
ディスプレイは6.5インチのLTPOパネルを継続採用し、最大120Hz駆動に対応。フラット形状かつノッチなし設計を維持しています。
ただし解像度は引き続き1080p+となっており、かつて4Kディスプレイを特徴としていたXperiaシリーズとしては物足りなさを感じるユーザーもいそうです。
バッテリーも5000mAh据え置きで、充電性能は30W有線、15Wワイヤレス充電対応となっています。
新色4色展開 価格は約25万円から
カラーは以下の4色が用意されます。
- Graphite Black
- Iolite Silver
- Garnet Red
- Native Gold
また、スタンド機能付きの純正ケースも同時展開されます。
価格は12GB+256GBモデルが1499ユーロ/1399ポンドから。さらに1TBストレージ搭載の「Native Gold」モデルはSony直販限定となり、1999ユーロに設定されています。
予約特典として、期間中はSony WH-1000XM6が付属するキャンペーンも実施されます。
出荷開始は6月予定です。

