
Appleが開発を進めるiPhone向けOSの次期アップデートについて、新たな情報が見えてきました。すでに開発者向けベータ版が公開されたiOS 26.5は小規模な変更にとどまる一方で、次世代のiOS 27では大幅な進化が期待されています。
iOS 26.5は機能追加の“準備段階”に
まず、iOS 26.5ですが、現時点では大きな新機能は少なく、今後のアップデートに向けた土台作りが中心となっています。
注目されているのが、メッセージアプリにおけるRCSのエンドツーエンド暗号化です。これにより、iPhoneとAndroid間のメッセージも第三者に読み取られない安全な通信が実現する可能性があります。ただし、過去のベータ版では一度見送られた経緯もあり、正式実装のタイミングはまだ流動的です。
Apple Mapsに広告導入へ
もう一つの大きな変化が、Apple Mapsへの広告表示の導入です。アメリカとカナダでは今夏から展開予定とされており、検索結果やおすすめスポット欄の上部に広告が表示される仕組みになる見込みです。
広告には明確な表示が付けられ、ユーザーの位置情報や閲覧履歴が広告主と直接紐付けられることはないとされています。すでにApp Storeで導入されている検索広告に近い形式になるようです。
EUではサードパーティ連携が拡張
EU圏では規制の影響により、他社製デバイスとの連携機能も強化される見込みです。通知表示やライブアクティビティ、さらにはAirPodsのような簡単ペアリング機能がサードパーティ製スマートウォッチやイヤホンにも開放される方向で開発が進められています。
iOS 27ではSiriが大幅進化へ
次に本命とも言えるiOS 27ですが、最大の注目はSiriの刷新です。
新しいSiriは、ユーザーの状況や履歴を理解する「パーソナルコンテキスト」機能を備え、画面上の情報やアプリ内データを横断的に活用できるようになります。たとえばメールやメッセージの内容から予定や移動先を提案するなど、より実用的なアシスタントへ進化すると見られています。
ChatGPTやGeminiとの連携も視野に
さらに、専用アプリとしてのSiriが登場する可能性もあり、チャット履歴の保存や対話型インターフェースの強化が期待されています。
また、ChatGPTやGemini、Claudeといった外部AIサービスと連携できる「拡張機能」も検討されていると報じられています。
衛星通信やキーボード改善も
通信面では、5G衛星通信への対応が噂されており、圏外でもインターネット接続が可能になる可能性があります。特に次世代iPhoneの上位モデルでの対応が見込まれています。
また、キーボードの自動修正機能も強化され、入力ミスの補正だけでなく、より適切な言い換え候補を提示する機能が追加される可能性があります。
安定性重視のアップデートに
iOS 27は大規模なデザイン刷新というよりも、安定性やパフォーマンス改善に重点を置いたアップデートになると見られています。過去のmacOSにおける完成度重視のバージョンに近い位置づけになる可能性も指摘されています。
今回の情報を見る限り、iOS 26.5は次への橋渡し的な存在であり、本格的な進化はiOS 27で実現される見通しです。AI機能の強化を軸に、iPhoneの使い勝手は大きく変わることになりそうです。

