
ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VIII」に搭載された新機能「AI撮影アシスタント」を巡り、中国SNSのWeiboで大きな話題となっています。発端となったのは、約30万人のフォロワーを抱える著名リーカー兼テックブロガー「sunniton」氏による辛辣な投稿です。
同氏は以前からスマートフォン関連のリーク情報やレビューを発信しており、中国のモバイル業界では一定の影響力を持つ人物として知られています。その発言だけに、今回の投稿も多くのユーザーの注目を集めることになりました。
「何年も温存した結果がこれなのか」
sunniton氏は、Xperia 1 VIIIのAI撮影アシスタントについて次のようにコメントしています。

「ソニーモバイルはAI撮影分野で何年も温存してきたのに、Xperia 1 VIIIでようやく出してきたのがこれだった」
さらに、「新しく追加されたAI撮影アシスタントは、結局のところ無理やり写真を明るくしているだけで、ディテールの向上やアルゴリズムによる恩恵は感じられない」と指摘。「世界中のネットユーザーがネタにしているのも無理はない」と締めくくりました。
特に中国語の原文では、「期待させた末に大きく失敗した」という意味合いを持つ強いネットスラングが使われており、単なる不満というより「期待外れだった」という失望感を込めた皮肉として受け止められています。
コメント欄では「それなら自然でいい」との声も
一方で、コメント欄では必ずしも全面的な批判一色ではありませんでした。
あるユーザーは、「少なくとも最近のAIのように細部を勝手に生成したり改変したりしない。単純に明るくするだけなら、むしろ見やすくていい」とコメント。これに対し、sunniton氏も笑顔のスタンプで反応しています。

近年のスマートフォンでは、AIによる過度な画像処理によって人物の顔つきや細部が不自然になるケースも指摘されており、「過剰なAI補正よりも自然な仕上がりの方が好ましい」と考えるユーザーも少なくないようです。
「ソニーモバイルとソニーは別」というおなじみの議論も
また、「ソニーモバイルはソニー全体を代表する存在ではない。ソニーの映像部門は依然として非常に優秀だ」というコメントも寄せられました。
これに対してsunniton氏は、「だから私は最初からソニーモバイルの話をしている」と返答。中国では以前から、「αシリーズなどを手掛ける映像部門」と「Xperiaを担当するモバイル部門」は別物だとする見方が根強く、今回もその議論が繰り返される形となりました。
さらに、「こんな機能なら写真加工アプリのMeituを入れた方がもっと遊べる」といった冗談交じりの意見も見られ、投稿者もこれに同調するスタンプを返しています。
厳しい評価の背景にある高すぎた期待
今回の一連のやり取りを見る限り、Weibo上では「Xperia 1 VIIIのAI撮影アシスタントは期待していたほど革新的ではなかった」という認識が広がっているようです。
ただし、実際にはXperia 1 VIIIのAI機能を「写真本来の雰囲気を壊さない自然な補助機能」と評価するレビューも存在します。中国ユーザーの反応も、機能そのものを完全否定するというより、「数年ぶりに投入されたAI機能としてはインパクト不足だった」という肩透かし感が強い印象です。
Weiboで約30万人のフォロワーを持つ著名リーカーによる発言だけに、その影響は決して小さくありません。ソニーが今後のアップデートや次世代モデルでAI機能をどのように進化させていくのか、引き続き注目が集まりそうです。


