
Sonyの最新フラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「Sony WF-1000XM6」の内部構造が、米FCC提出資料をもとに明らかになりました。注目すべきは音質やノイズキャンセリング性能だけでなく、修理のしやすさに配慮した設計変更です。
リボンケーブル廃止で分解リスクを軽減
今回の解析によると、従来モデルでトップカバーと内部基板を接続していたリボンケーブルが廃止されています。

リボンケーブルは非常に繊細で、分解時に断線しやすいパーツとして知られています。特にバッテリー交換の際に破損リスクが高く、修理難易度を押し上げる要因となっていました。
この部品を取り除いたことで、分解作業の手間とリスクが軽減されたとみられます。高価格帯イヤホンにとってバッテリー劣化は避けられない課題であり、長期使用を見据えた設計改善は大きな意味を持ちます。
内部構造と搭載チップの進化
内部写真からは、Bluetoothアンテナ接点、タッチセンサー用コネクター、マイク開口部、基板直付けのMEMSマイクなどが確認されています。さらに、内部上部には透明プラスチック層が配置され、これまでのリーク情報とは異なるデザイン的特徴も見られます。

バッテリーは型番Z55FAで、定格電圧は3.85V。容量は公開されていませんが、複数のサプライヤーが関与していることが示唆されています。
チップ面では、GSBR-005(バージョン3-2)と記されたシステムインパッケージモジュールが搭載され、MT2833 Bluetoothチップを統合しているとみられます。また、新型のQN3eノイズキャンセリングチップは、従来のQN2eよりもサイズが大きいと推測されています。
ノイズキャンセリング性能への期待
WF-1000Xシリーズは、ノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンの中でも常に高い評価を受けてきました。今回のXM6では、内部設計の見直しと最新チップの採用により、さらなる性能向上が期待されます。
修理性の向上とプレミアム仕様の両立は、ユーザーにとって歓迎すべき進化といえるでしょう。
現在、WF-1000XM6は米国の公式サイトで329.99ドルで販売されています。日本円に換算するとおよそ5万円前後となります。
実際の音質やバッテリー持続時間などの評価は今後のレビューを待つ必要がありますが、内部設計の刷新を見る限り、XM6は単なる後継モデルにとどまらない改良が施されているようです。

