
中国のSNS「Weibo」にて、日本のセンサー企業によるものとされる興味深い特許関連のイラストが投稿され、話題となっています。
今回の情報は、カメラやカメラセンサー関連のリーク情報で有名なユーザー「E8M_8888」氏がWeb上に投稿していたもので、内容は以下の通りです。
日本传感器公司专利中使用的四摄演示例
(日本のセンサー会社の特許における4眼カメラのデモ例)

あわせて掲載されていたイラストには、縦に並んだ4つのカメラを搭載するスマートフォン背面の構成図が描かれており、いわゆる“クアッドカメラ”仕様を示すものとなっています。最下部のカメラは他の3つと異なる描写となっており、ペリスコープ式望遠カメラを示唆している可能性も考えられます。
「日本のカメラセンサーメーカー」といえば実質ソニーのみ
投稿内では「日本のセンサー会社」とだけ記されていますが、スマートフォン向けイメージセンサーをグローバルで大規模展開している日本企業といえば、事実上ソニーのみです。
そのため、この特許技術が実際に製品化される場合、最も現実的な採用先はソニーの「Xperia」シリーズになる可能性が高いと考えられます。ソニーは自社でイメージセンサーを設計・製造しており、さらにXperiaにおいては自社開発センサーを積極的に採用してきた経緯があります。
ただし、クアッドカメラ自体はすでに一般的
もっとも、スマートフォンにおけるクアッドカメラ(4眼カメラ)構成そのものは、すでに多くのメーカーが採用しており、決して珍しいものではありません。
そのため、今回の情報が具体的にどのような新技術・新機能を意味しているのかは、現時点では不明です。
・4基のカメラをどのように連携させるのか
・新型センサー構造なのか
・特殊なズーム機構や演算処理を前提とした設計なのか
といった肝心の技術的中身については、イラストからは読み取ることができません。単なる配置例なのか、それとも新たな撮影コンセプトを示すものなのかは、今後の情報を待つ必要があります。
次世代Xperiaがクアッドカメラ化する可能性も
とはいえ、4つのカメラを前提とした特許が検討されているのであれば、将来的なXperiaシリーズがクアッドカメラ仕様へ移行する可能性は十分に考えられます。
近年のXperia 1シリーズでは、広角・超広角・望遠といったトリプル構成が主流ですが、ペリスコープ望遠の進化やマクロ専用センサー、測距用センサーなどを加えた4眼化は自然な流れともいえます。
特に望遠性能の強化はハイエンド市場における重要な差別化ポイントであり、4基構成による撮影レンジ拡張は戦略的にも理にかなっています。
ただし、特許=製品化ではない
一方で、注意すべき点もあります。
特許はあくまで「技術的アイデアを保護するための出願」であり、申請・取得されたからといって必ず製品化されるわけではありません。企業は将来的な可能性を広くカバーする目的で多数の特許を出願しており、その多くは実際の製品には採用されないまま終わります。

今回のイラストも、あくまで「デモ例」である可能性が高く、具体的な製品計画と直結しているかどうかは不明で、仮に製品化されるとしてもまだかなり先のはず。Xperia 1 VIIIがこういったクアッドカメラ仕様になる可能性というのはかなり低いと思われます。
まとめ
今回Weibo上で公開されたイラストは、日本のセンサー企業による4眼カメラ構成の特許例とされています。スマートフォン向けイメージセンサー分野における日本企業の中心はソニーであることから、仮に製品化されればXperiaシリーズで実用化される可能性が高い技術といえるでしょう。
ただし、クアッドカメラ自体はすでに一般的であり、具体的にどのような革新的技術を意味しているのかは現段階では不明です。また、特許出願=製品化確定ではない点にも留意が必要です。
今後、ソニーやXperiaの動向とあわせて、続報に注目していきたいところです。


