Mediatekが先日発表した次世代ハイエンド向けチップセット、Dimensity 9000。
2021年モデルではクアルコムの次世代チップ、SD898ことSnapdragon 8Gx Gen1の強力なライバルになりそうな雰囲気ですが、今回、この最新チップの「コスト」について新情報がでてきました。
WeiboおよびTwitter上の有名リーカー、Digital Chat Station氏によると、Dimensity 9000の価格は前チップの前チップ、Dimensity 1200の約2倍になる、とのこと。
ただ、それでもクアルコムの次世代チップ、Snapdragon 8Gx Gen1よりは低価格になるとのことです。
Dimensity 9000の正式発表時のコメントによると、同チップはMediatekとして「初めて本気で取り組んだハイエンド向けチップ」とも言われています。
そういった意味で、Dimensity 1200はDimensity 9000の正統な前チップとは言えないかもしれません。
ただ、それでもDimensity 1200がこれまでの同社の最上位チップだったことは事実で、価格がその2倍、というのはコスト面だけでも結構思い切ったアップグレードをしたことは事実です。
一方、これまでに出てきている情報から判断するにDimensity 9000の性能は少なくともベンチマークスコア上ではSnapdragon 8Gx Gen1と同程度になると言われています。
それにもかかわらず、Snapdragon 8Gx Gen1よりも低価格というのはかなりの脅威となりそうですね。
ちなみにスマートフォン向けチップセットの価格は明確な「定価」があるわけではありませんが、一部情報によるとハイエンド向けでは3万円前後ともいわれています。
ソース:Weibo
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