
GoogleはAndroid 16搭載端末向けに、新たなセキュリティ機能「侵入ログ(Intrusion Logging)」の提供を開始しました。この機能を有効にすると、端末に不正アクセスがあった場合に、何が起きたかを詳細に確認できるようになります。ジャーナリストや開発者、セキュリティ意識の高いユーザーにとって、大きな進化といえます。
侵入ログとは何か
侵入ログは、その名の通り端末内の重要な操作やイベントを記録する機能です。有効化すると、接続されたデバイス、アプリのインストール状況、画面のアンロック時間、ブラウザ履歴の一部、その他セキュリティに関連するイベントなどが記録されます。これにより、端末が不正に操作された場合でも、どの操作が行われたかを後から確認できます。
設定方法とログの管理
侵入ログは、Androidの「高度な保護(Advanced Protection)」設定内で管理できます。端末保護を設定する際にオンにするかスキップするかを選択可能です。記録されたログは、Googleによってエンドツーエンドで暗号化され、安全に保存されます。ユーザー本人または信頼できるGoogleアカウントのみがアクセスでき、ログは12か月後に自動削除されます。任意での早期削除はできません。



ログは端末にダウンロードして確認することも可能です。不審な操作や予期せぬアプリのインストールなどがあれば、自分で確認したり、セキュリティ専門家に共有したりできます。
誰にとって価値がある機能か
侵入ログは、すべてのユーザーに必要というわけではありません。しかし、特定のターゲットを狙った攻撃に備えたいジャーナリストや活動家、開発者、セキュリティ意識の高い一般ユーザーにとっては、非常に有用な機能です。Android 16を利用している方は、自分の端末の設定でこの機能が利用可能かどうかを確認しておく価値があります。
Googleの侵入ログ機能は、モバイルセキュリティの概念を大きく変える可能性を秘めています。端末の不正アクセスの証拠を自分で確認できることは、安心感だけでなく、トラブル発生時の対処にも大きく役立つでしょう。
