Xiaomi、メモリ価格高騰で1TBモデル縮小へ 中価格帯スマホに影響か

Xiaomiの製品ラインアップに変化の兆しが出ています。背景にあるのは、メモリ部品価格の上昇です。業界情報によると、同社は一部タブレットの価格を引き上げるとともに、今後登場する中価格帯スマートフォンではストレージ構成を見直す可能性が高まっています。

メモリ価格上昇でタブレット価格を改定

中国の著名リーカーであるDigital Chat Station氏によると、Xiaomiブランドの一部タブレットで100〜300元、日本円換算でおよそ2,000〜6,000円前後の値上げが行われたとのことです。主な要因は、LPDDRやNANDといったメモリ関連部品の価格上昇とされています。

この影響はXiaomiに限った話ではなく、他のスマートフォンメーカーも同様のコスト増に直面しており、特にミドルレンジ製品では価格や仕様の調整が避けられない状況になりつつあります。

中価格帯モデルから1TB構成が消える可能性

こうしたコスト圧力の中で注目されているのが、ストレージ容量の見直しです。報道によれば、2026年に登場予定の一部中価格帯スマートフォンでは、1TBストレージモデルがラインアップから外される可能性があるとされています。

フラッグシップモデルでは引き続き大容量ストレージが提供される見込みですが、ミドルレンジでは価格とのバランスを重視し、現実的な容量構成に集約される流れになりそうです。これにより、極端に大きなストレージ容量は減る一方、ベースモデルの価格安定が図られると見られています。

Xiaomiにとっては調整局面

これまでXiaomiは、価格に対して非常に高いスペックを提供する戦略で支持を集めてきました。しかし、メモリ価格の高騰が続く中では、従来と同じアプローチを維持するのは簡単ではありません。

今回のタブレット価格改定や、今後予想されるストレージ構成の変更は、業界全体の流れに沿った調整といえます。大きな方向転換というよりは、持続的に製品を提供していくための現実的な対応と見るのが自然でしょう。

今後もメモリ市場の動向次第では、スマートフォンやタブレットの仕様や価格にさらなる変化が出てくる可能性があります。Xiaomiがどのようなバランスで製品展開を続けていくのか、引き続き注目されます。

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