年末が近づき、次期Galaxy Sシリーズに関する情報が徐々に増えてきました。超薄型モデルの開発が事実上停滞したことで、Galaxy S26シリーズは外観こそ大きく変わらない見込みですが、内部仕様には嬉しい進化がありそうです。
遅れを取っていた“充電性能”がついに改善へ
これまでSamsungは、主要メーカーの中で充電速度に関して保守的な立ち位置を維持してきました。OnePlusなどが120W級の急速充電や50Wのワイヤレス充電を提供する中、Galaxyの標準は25W（最大45W）にとどまり、ワイヤレス充電は長らく15Wが上限という状況でした。
しかし、新たに発見されたOne UI 8.5のコードには「Super Fast Wireless Charging」という文言が含まれており、Samsungがついにこの分野に本腰を入れる可能性が高まっています。
“Super Fast”は何ワット？ コードから読み解く新仕様
Samsungの現行ラインナップでは
- 5〜10W：通常ワイヤレス充電
- 15W：急速ワイヤレス充電
と分類されています。今回の「Super Fast」が新たに追加されていることを踏まえると、少なくとも15W以上は確実です。
業界関係者の推測では、
- Galaxy S26 / S26+：20W前後
- Galaxy S26 Ultra：最大25W
となる可能性が高いとのことです。
ワイヤレス充電の強化は2020年以来となり、Samsungの中では実に久々のアップデートとなります。
有線充電も“ようやく”強化へ
ワイヤレスだけではなく、有線充電についても一部モデルで60W対応になるとの情報が複数出ています。依然として他社の超高速充電には及ばないものの、Samsungとしては大きな前進です。
依然として課題はバッテリー容量
もう1つの長年の懸念は、ハイエンドモデルで固定化されている5,000mAhバッテリーです。S26シリーズでの刷新は望み薄とされていますが、充電速度の向上により体感の不便さはある程度軽減されるかもしれません。
次期Galaxy S26シリーズは、外観よりも“日常の使い勝手”に直結する部分で進化が期待されています。充電の遅さに不満を抱えていたユーザーにとって、今回の情報は朗報といえそうです。
