
シャープのAQUOSスマートフォンに、新型らしきモデルの存在が浮上しました。海外MVNO「vini」が公開しているeSIM対応リストに、見慣れない型番「SH-M34SG」「SH-M34TW」が掲載されていることが確認されています。
シンガポール版・台湾版が同時に記載
今回見つかった2つの型番は、末尾のアルファベットからシンガポール(SG)と台湾(TW)向けモデルであることが読み取れます。AQUOSシリーズの海外向け型番は例年この命名規則に沿っており、今回もその流れを踏襲しているようです。

SH-M33の次は「SH-M34」──R11か、wish6か
現行モデルの中で最も新しい番号を持つのはAQUOS sense10で、その型番は「SH-M33」。順当に考えれば「SH-M34」はその後継世代、つまり来年投入予定の新モデルという位置づけになります。
候補として挙がるのは、次期フラッグシップとされるAQUOS R11、もしくはエントリーモデルのAQUOS wish6です。ただ、AQUOSシリーズの型番運用を見る限り、フラッグシップのRシリーズの方が番号が若く振られる傾向があります。そのため、同じパターンを踏むのであれば「SH-M34」はwishシリーズではなくRシリーズ寄り、と推測する声が強いようです。
発表時期を考えると“早すぎる”登場
一方で、例年のサイクルを考えると気になる点もあります。今年のAQUOS R10が登場したのは7月、wish5は6月でした。今回の「SH-M34」が現れたタイミングはそれよりもかなり早く、R11やwish6だとすれば異例の前倒しになります。
そのため、
- どちらかのシリーズが例年より早く発表される可能性
- あるいはRでもwishでもない、新たなラインのAQUOSモデルである可能性
といった複数のシナリオも浮上しています。
新AQUOSの全貌はまだ不明
いずれにしても「SH-M34」の存在が確認されたことで、来年のAQUOSラインナップに向けた動きがすでに本格化していることは間違いありません。R11か、新しいコンセプトのモデルか──今後の追加情報に注目が集まりそうです。

