HyperOS 3で不具合が続出、Xiaomiが公式に複数の問題を認める — POCO F7向けは一時停止中

Xiaomiが先週から順次配信しているAndroid 16ベースの「HyperOS 3」ですが、ベータ版を中心に深刻な不具合が相次ぎ、同社が正式に問題を認めました。特にPOCO F7向けのアップデートは不具合の影響で現在配信が停止され、新ビルドの準備が進められています。

アラーム後に端末がフリーズする重大バグは修正済み

まず大きなトラブルとして報告が相次いだのが、アラーム鳴動直後に端末が固まってしまう不具合です。スマートフォン複数機種が影響を受け、対象となった15種類のビルドが配信停止となりました。

この問題については、すでに「時計」アプリの更新によって修正されています。

Xiaomi 15 Ultraでモバイルデータ通信が不可に

Xiaomiの最新ハイエンド「Xiaomi 15 Ultra」でも、特定のHyperOS 3ベータ版を導入するとモバイルデータ通信が使用できなくなる不具合が発生していました。

問題のビルドはすでに配信終了となっており、代わりに修正版「OS3.0.5.0.WOAEUXM」が公開済みで、通信関連の問題は解消されています。

Xiaomi Pad 7では画面録画ボタンが消失

タブレットでは、画面録画ショートカットが操作パネルから完全に消えてしまう不具合も発生しています。

恒久的な修正はまだ準備中ですが、以下の手順で一時的に復旧可能です。

 設定 → アプリ設定 → 画面録画 → その他の権限 → 「フローティングウィンドウの表示」をオン

POCO F7 Proはゲーム時のフレーム落ちが発生

ゲーム用途で人気のPOCO F7 Proでは、最新ベータ導入後にフレームレートが大きく落ちるケースが確認されています。Xiaomiは原因解析を続けており、次期ビルドで最適化を実施する方針です。


POCO F7向けアップデートは配信停止、新ビルド「OS3.0.4.0」準備中

配信済みの「OS3.0.3.0」は不具合により正式に廃止

POCO F7には、先日グローバル向けに「OS3.0.3.0.WOLMIXM」が配信されていましたが、多数の不具合が確認されたため、このビルドは“永久停止”となりました。すでに導入済みのユーザーは、新しい安定ビルドの到着を待つ必要があります。

12月に新ビルド配信へ、現在最終調整中

後継となる新ビルド「OS3.0.4.0.WOLMIXM」はすでに準備段階に入り、12月中の配信が予定されています。グローバル向けの準備は整いつつありますが、他地域向けはまだ調整中です。


今後のアップデート方針

HyperOS 3は大規模アップデートということもあり、今回の不具合はベータ工程の一環ともいえますが、スマートフォン・タブレットともに複数の問題が同時期に表面化したことで、ユーザーの不安が高まっています。

Xiaomiは残る未解決の不具合について優先的に修正を進める方針で、順次新ビルドを公開していく予定です。特にPOCO F7のように配信停止となった機種では、安定性を確保したうえで改めてリリースされる見込みです。

より完成度を高めたHyperOS 3がいつユーザーの手元に届くか注目されます。

ソース(1,2)

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