Nothingが、7月1日にロンドンで正式発表を予定している新型スマートフォン「Phone (3)」について、再び謎めいたティザー画像を公開しました。今回のティザーでは、前回よりもやや広い範囲が映し出されており、製品の姿が少しずつ明らかになってきました。
“透明な背面”をやめる?Nothingが見せる新たな方向性

Nothingの公式X(旧Twitter)アカウントが投稿した最新のティザー画像では、Phone (3)の全貌は依然として隠されたままですが、注目すべきは「透明な背面」の廃止を示唆している点です。これまでのNothing製スマホのアイコン的デザインとも言える“Glyph” LEDライトも姿を消す可能性があり、その代わりにドットマトリクス型のカスタマイズ可能なディスプレイが搭載されるとの憶測が広がっています。
このデザイン刷新についてNothingからの公式な発表はまだありませんが、ティザーとCarl Pei CEOの「Phone (3)は過去最高のハイエンド機になる」とのコメントからも、同社の新たな挑戦が感じられます。
フラッグシップキラーとなるか?注目のスペックと価格
先行リークによれば、Nothing Phone (3)は12GB RAM+256GBストレージモデルが799ドル、16GB RAM+512GBストレージモデルが899ドルで提供される見込み。OnePlus 13などの競合フラッグシップ機を価格面で下回りつつ、スペックは最上級となる可能性があります。
搭載されると噂されている主な仕様は以下のとおりです:
- 6.77インチ LTPO AMOLEDディスプレイ
- 50MPのメインカメラを含むトリプルカメラ構成
- Snapdragon 8 Gen 3 Eliteチップセット
- Android 16ベースのNothing OS 3.0
これらの情報が事実であれば、性能面でもデザイン面でも「真のフラッグシップ機」としての位置づけが見えてきます。
新製品イベントは7月1日、注目のオーバーイヤーヘッドホンも登場
Nothingは、Phone (3)の発表にあわせて、同社初となるオーバーイヤー型ヘッドホンも発表予定です。この新型ヘッドホンは、英国の高級音響ブランドKEFとのコラボモデルとされており、こちらも大きな注目を集めそうです。
イベントは英国時間で午後6時(日本時間では翌日午前2時)から開始予定。今後もさらに多くのティザーが公開されると予想され、Nothingは今回の発表でブランドとしての存在感を一段と高めるつもりのようです。
Nothing Phone (3)は、同社にとって単なる新機種ではなく、「フラッグシップブランド」への脱皮をかけた重要な一台となりそうです。今回のデザイン刷新が市場にどう受け入れられるのか、今後の動向から目が離せません。