次期フラッグシップ「Xiaomi 16」シリーズに関する新たな情報が明らかになりました。今回のリークは、海外メディアGSMchinaが独自に入手したもので、特にカメラ性能に関する詳細が注目されています。
50MPの浮遊望遠レンズを継続採用

報道によると、Xiaomi 16のベーシックモデル(いわゆる「Vanillaモデル」)は、現在開発の最終段階である「NPI(New Product Introduction)」に突入しており、その仕様の一部が判明しています。中でも注目すべきは、カメラ構成のひとつである50MP・1/2.76インチのISOCELL JN5センサーを用いた「浮遊式望遠レンズ」が引き続き採用される点です。
このレンズはXiaomi 15にも搭載されていたもので、遠距離ズームと超至近距離のマクロ撮影の両立が可能という柔軟性が魅力です。
新開発のOV50Qセンサーも搭載へ
さらに、Xiaomi 16では新たなメインカメラとして、50MP・1/1.3インチの「OV50Q」センサーを採用する計画もあるとのことです。このセンサーは、低照度時の画質向上に寄与するLOFIC(Low Frequency Injection Current)技術に対応しており、高速なオートフォーカス、広いダイナミックレンジ、そして省電力性を実現している点が特徴です。
一方で、超広角カメラなどのセカンダリーレンズについては、現行のXiaomi 15シリーズから大きな変更は加えられない見込みです。
Snapdragon 8 Elite 2搭載で今秋登場か
Xiaomi 16シリーズは、未発表の次世代ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite 2」を搭載する初のデバイスになると見られており、ディスプレイやバッテリー構成にも大幅な刷新が施されることが以前から報じられています。
これまで以上に完成度の高いカメラ体験を提供しつつ、バランスのとれたアップグレードを狙うXiaomi。正式発表は早ければ2025年秋にも行われると見られており、今後の続報にも期待が高まります。