先ほど、Googleの2021年最新OS、Android 12の正式版がAOSPにリリースされました。
ただ、今回の正式版リリースは例年とは少し異なる模様。
というのも、今のところAndroid 12はどのPixelスマートフォンにも提供は開始されていません。
これについてGoogleは公式ブログ上で、Pixel向けのAndroid 12アップデートは数週間以内(a few weeks)に提供される、としています。
これまでのAndroid 11やそれ以前のAndroid OSのパターンでは「正式リリース」=Pixelへのアップデート提供開始でした。
一方、今回は正式版のAndroid 12はすでにAOSPにアップはされているものの、まだ一般ユーザーのPixelスマートフォンにはプッシュされていないという状況の模様。
いつもと違うリリースパターンになっている理由についてはっきりとしたことは分かりません。
Android Authorityによると、今回のAndroid 12はAndroid 10→Android 11といった過去のOSアップデートに比べて変更内容などが大規模であるため、としています。
つまり、OSの新機能や変更点などが従来よりも「メジャー」であるため、大きな不具合やバグが発生・発見される可能性が比較的高く、そのため慎重を期している、といったところでしょうか。
となると、「数週間以内」に実際にPixelに対するアップデート提供が開始されても今回は例年よりもゆっくりとアップデート通知を配信する可能性もありそうです。
ちなみにAndroid 12を搭載したGoogleのPixel 6/6 Proの正式発表は10月17日、そして発売は28日でほぼ確定しています。よって、既存PixelへのAndroid 12アップデート提供時期とほぼ同じになりそうです。
コメント