
2025年に登場予定のNintendo Switch 2について、早くも市場での動向に注目が集まっています。Nintendoは4月2日のNintendo Directで詳細を発表すると見られていますが、一部のアナリストは「Switch 2の普及スピードはそれほど速くない」と予測しています。
その理由として挙げられているのが、価格の上昇と技術的な進化の控えめさです。
価格がネック?399ドル~499ドルの可能性も
Switch 2の価格については、アナリストの間でも意見が分かれていますが、多くの予測では399ドル程度になると見られています。これは、現在のSwitch OLED(349.99ドル)よりも50ドル高い価格設定となります。ただし、一部では「499ドルに近くなる可能性もある」との見方もあります。
価格が上がる要因としては、ディスプレイの大型化やSteam Deckに匹敵すると言われるパフォーマンス向上が挙げられます。これらのスペックアップは歓迎されるものの、価格が上がることで慎重になる消費者も少なくないと考えられています。
技術的進化は控えめ?普及のスピードに影響か
SuperData Researchの共同創設者であるヨースト・ファン・ドレウネン氏は、「Switch 2は初期段階では普及がゆるやかになる」と指摘しています。
その理由として、「後方互換性の存在」と「技術的進化がそれほど大きくないこと」が挙げられています。ファン・ドレウネン氏は「特にコストを意識するユーザー層は、すぐに新型へ移行するのではなく、しばらく現行機を使い続ける可能性が高い」と分析しています。
この見解に対し、一部のアナリストは「Switch 2は発売直後に大量に売れる」と真逆の意見を示しており、市場の反応はまだ不透明です。
成功のカギは価格と魅力的なソフトラインナップ
Switch 2の成否を左右するのは、やはり価格設定とソフトウェアのラインナップでしょう。過去のNintendoハードでも、発売当初の売れ行きを決定づけたのは「どんなゲームがプレイできるか」でした。
4月2日のNintendo Directでは、こうした不安を払拭する発表が期待されます。果たしてSwitch 2は、前モデルと同様の大ヒットを記録するのでしょうか。発表を楽しみに待ちたいところです。