
ソニーの次期Xperiaフラッグシップモデルに、もしQualcommのSnapdragonではなく、MediaTekのDimensityチップセットが搭載されたら? そんな仮定のもと、Xperiaファンを対象に行われたアンケートの結果が話題になっています。
「Dimensityでも問題なし」が最多、否定派は少数派
アンケートには合計84票が集まり、結果は以下のようになりました。

- 「Dimensityでも問題ない」 42票(約44%)
- 「スペックや価格次第で考える」 31票(約32%)
- 「絶対に受け入れられない」 26票(約24%)
この結果から分かるのは、約3/4のユーザーがDimensity搭載のXperiaを許容する可能性があるという点です。Snapdragonからの変更を「絶対に受け入れられない」と考えるユーザーは全体の1/4程度にとどまり、意外にもDimensityチップセット採用に前向きな意見が多いことが浮き彫りになりました。
ユーザーの声:「問題なし」「むしろ歓迎」
実際のコメントを見ても、Dimensity採用に対して肯定的な意見が目立ちました。
「Dimensity 9400は非常に優秀なチップセットで、多くのユーザーはSnapdragon 8 Eliteとの違いを感じないはず。もし価格が抑えられるなら大歓迎」
「エミュレーション性能が落ちるのは気になるけど、普通に使う分には問題ない」
「Xperia 5シリーズ復活のきっかけになるならDimensityでも全然OK」
一方で、少数ながら慎重な意見も見られました。
「オープンソースコミュニティに悪影響があるので反対」
「Xperiaはソフトウェア面が弱いから、Snapdragonから変わるとサポート面で余計な負担が増えそう」
Xperiaの進化に新たな可能性?
近年、MediaTekのDimensityシリーズは大きく進化し、Snapdragonと比べても性能差がほとんどない、もしくは一部では上回るという評価も出ています。そのため、価格や発熱、バッテリー持ちの改善といったメリットを考えると、Xperiaの戦略としてDimensityを採用する可能性もゼロではないでしょう。
今回のアンケート結果を踏まえると、「Snapdragon以外の選択肢もアリ」と考えるXperiaファンは予想以上に多いようです。
ソニーとクアルコムは数年前に複数年にわたる協業を発表しているので、少なくともフラッグシップモデルのチップセットがSnapdragon 8シリーズ以外になるという可能性はしばらくなさそう。
一方で他メーカーでは少しずつDimensity 9000シリーズ搭載のハイエンドモデルの割合が増えているのも事実なので、将来的にどうなるかという点についてはまだ誰も分かりません。