Samsungは、Android 15をベースとしたOne UI 7.0の正式な配信スケジュールを発表しました。最初の対象となるのはGalaxy S24シリーズで、2025年4月上旬から順次配信が開始される予定です。その後、Galaxy S23シリーズやGalaxy Z Flip 6、Galaxy Z Fold 6、そしてミドルレンジのGalaxy A55など、他の機種にも展開されていきます。
One UI 7のリリーススケジュール
Galaxy S24シリーズは2024年12月に最初のOne UI 7.0ベータ版を受け取り、それ以来、3回の追加ベータアップデートが行われてきました。Samsungは安定版のリリース前にさらに数回のベータアップデートを実施する予定です。
今回の安定版のリリースが遅れた理由の一つとして、One UI 7がゼロから設計し直されたことが挙げられています。さらに、フラッグシップモデル向けのAI機能の搭載も遅延の要因となっています。これらのAI機能の多くはクラウドベースの処理を必要とするため、より強固なインフラ環境が求められるのです。
ただし、旧型のGalaxy SシリーズやZシリーズにどのAI機能が提供されるのかについては、現時点では明らかにされていません。
One UI 7.0の新機能
One UI 7.0では、AI機能に加えて、デザインの大幅な刷新が行われています。主な変更点は以下の通りです。
- 新しいクイックパネルUI
- アニメーションとトランジションの改良（One UI 6.1よりも軽量化）
- 新しいアイコンデザイン
- 「Now Bar」の追加（現在のアクティビティを表示する新機能）
特にアニメーションの改良は、UIの軽快さを向上させ、スムーズな操作体験を提供します。忙しいときでもストレスなく利用できるようになりそうです。
また、カメラアプリもリニューアルされ、片手操作がより快適になるよう、コントロールが最適化されました。さらに、新しいバッテリーアイコンや充電アニメーションの追加も予定されています。
これからの展開
Samsungは、今後数週間のうちに追加のベータ版をリリースし、最適化を進めた上で、4月の安定版配信を目指します。新しいOne UI 7.0の登場によって、Galaxyシリーズの操作性や利便性がどこまで向上するのか、期待が高まっています。
