2025年2月13日、Samsungの最新モデルGalaxy S25のカメラに関して、ユーザーから不満の声が上がっています。その問題とは、写真に「バンディング(帯状の縞模様)」が現れるという現象です。この不具合は特に暗い場所で撮影した際に顕著に現れ、ユーザーを悩ませています。
Galaxy S25のカメラで「バンディング」発生
Galaxy S25のカメラで発生するバンディングは、写真に縞模様や線が現れる問題です。これらの線は横方向または縦方向に現れ、暗い部分や強いコントラストのある写真で特に目立ちます。赤い線や白い線など、色が異なることもあり、これは主にナイトモードで撮影した際に発生します。
画像内に色合いの異なる縦の帯状の部分があるのが確認できます。
RedditやSamsungのコミュニティ掲示板では、この問題に関する投稿が多数寄せられており、ユーザーの間で広がっています。あるユーザーは、「強い光や高いコントラストの写真を撮ると、厚い線が現れ、色が違って見える。これが頻繁に起こり、ソフトウェアかハードウェアの問題か分からない。」と報告しています。また、Expert RAWやGcamを使うと、問題が発生しないという声もあります。
すべてのGalaxy S25モデルに影響
このバンディング問題は、Galaxy S25シリーズ全モデルに共通して発生しているようです。特にナイトモードで撮影した際に顕著になります。さらに、Tom’s Guideによると、Galaxy S25 Ultraの200MPカメラでも、天体写真の撮影中にバンディングが発生したとのことです。
カメラのバンディングは、過剰な処理が原因であることが多く、シャッタースピードを変更することで解決できる場合があります。実際、同メディアではプロモードでシャッタースピードを30秒に設定することで、白いバンドが消えたと報告されています。また、あるユーザーは、写真の後処理設定を「中」に変更することを提案していますが、この方法がすべてのユーザーに効果的であるわけではありません。
Samsungの対応
Samsungはこの問題を認識しており、修正プログラムの提供を開始しています。2月13日から、最初のGalaxy S25のアップデートが配信され、通話やカメラの動きに関連する「安定化コード」が適用されることが明記されています。しかし、この修正がバンディング問題にどのように影響するかは不明です。
Samsungの広報担当者は、「Galaxy S25 Ultraでナイトモード撮影時に画像がぼやける現象については、今週中に提供されるソフトウェアアップデートで修正される」と述べています。このような不具合は新機種にはよく見られますが、アップデートで解消されることが多いため、ユーザーにとっては一時的な問題に過ぎないことが分かります。
その他の問題と今後の展開
また、Galaxy S25の一部のユニットでは、過熱問題も報告されていますが、今回のアップデートでこれに対する修正が含まれているかどうかは明確ではありません。
Galaxy S25が発売されてから約1週間が経過しましたが、すでに複数の問題が報告されています。とはいえ、少なくともバンディング問題に関してはハードウェアの不具合ではないことが確認されており、Samsungが速やかに対応していることはユーザーにとって安心材料となるでしょう。
今後のアップデートで、これらの問題が完全に解消されることを期待したいところです。