12月13日のリリースが濃厚となっている、シャープの最新フラッグシップモデル、AQUOS R9 Pro。
これまで最新のSnapdragon 8シリーズチップセットを採用してきた同シリーズですが、今年のAQUOS R9 Proでは「Snapdragon 8s Gen 3」というXperia 1 VIやGalaxy S24シリーズに搭載のSnapdragon 8 Gen 3のダウングレード版SoCを採用。
一方、このチップセットに関しては採用機種が少ないという事もあり、その性能についてはあまりよく知られていません。
そんな中、このAQUOS R9 ProのベンチマークスコアがGeekbench上で初めて発見されました。
AQUOS R9 proのベンチマークスコアが初登場、性能はかなり低め
SH-54Eはドコモ版のAQUOS R9 Proの型番。
Snapdragon 8s Gen 3搭載の同モデルのスコアはシングルコアが1927ポイント、マルチコアが5200ポイントとなっています。
一方、以下はノーマル版Snapdragon 8 Gen 3搭載のXperia 1 VIのベンチマークスコア。
これと比べると、SD8sGen3搭載のAQUOS R9 Proのベンチマーク性能はSD8Gen3搭載機と比べてシングルコアで15%程度、マルチコアで30%程度劣るという事になります。
AQUOS R9 Proの性能はSD8Gen2搭載の前モデルよりも下
なお、以下は昨年のSnapdragon 8 Gen 2搭載のAQUOS R8 Proのスコア。
AQUOS R9 Proの性能は前世代モデルと比べても5~8%程度劣っているということになります。
ちなみに以下は下位モデルでSnapdragon 7+ Gen 3を搭載したAQUOS R9のスコア。
AQUOS R9 Proはさすがにこれよりは高いスコアですが、それでも性能差は数パーセントといったところでしょうか。
ベンチマークスコアがすべてではない、というのは確かですが、それでも準ハイエンド並みの性能で価格が20万円近い、というのは少し高すぎるような気もします。
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