ソニーのAndroid OS搭載ポータブル音楽プレーヤー、WALKMAN「NW-ZX700シリーズ」と「NW-A300シリーズ」。
今回、ベンチマークスコア測定のGeekbench上にAndroid 14を搭載したこれらの機種が登場しました。
これらのシリーズはAndroid 12を搭載して2023年前半に発売されましたが、昨年12月にAndroid 13へのアップデート提供が開始。
つまり、今回で2回目のOSアップデートという事になります。
ちなみにこれらの2シリーズにはクアルコムのチップセットが搭載されていますが、型番などは不明。
ただ、ベンチマークスコアからするとかなり古めのSnapdragon 6シリーズ、あるいは4シリーズではないかと言われています。
この感じだとソニーはXperiaスマートフォンだけでなく、Android搭載の他の端末に対しても2回のOSアップデートをデフォルトとする方針のようですね。
コメント
NW-ZX700はクアルコムのQCS4290、NW-A300にはQCS2290というSoCが使用されています。
QCS4290は2020年にローンチしたSnapdragon 662といくつもの共通点が見られ、Kryo 260コアを8コア搭載、GPUがAdreno 610、DSPがHexagon 683という点でも一致しています。
Snapdragon 662のGeekbenchスコアが339/1208であることからも、同じものといって間違いないでしょう。
ただし、最新のSnapdragon 4 Gen 2にすらベンチマーク結果で劣るので、仮にゲームが動いたとしてもパズドラやモンストといった軽いゲームくらいですね。
ただ中身で見た場合、QCS4290はWi-Fi 6に対応、1TOPSのAIエンジンを搭載していたり、謎にDSPが8K30FPS,4K120FPSでの動画撮影をサポートしているといったいまいち理解しがたい性能を有していますね。
(Snapdragon 662は1080p60FPSまでの対応)
そのうえ、同端末に搭載されているFastConnect 7800というWi-Fiモジュール自体はクアルコムのページによるとWi-Fi 7にも対応しているそうです。