ソニーモバイルのSD888搭載フラッグシップ、Xperia 1 III。
米国や欧州でもようやく出荷が始まり、国内外を問わず基本的には評判の良い機種ですが、いくつかの欠点も指摘されており、そのうちの一つがバッテリー持ちがいまいち、という点です。
そんな中、海外フォラムのReddit上にこのXperia 1 IIIのバッテリー持ちを改善するヒントとなる興味深い投稿がされていました。
Xperia 1 IIIで4Gのみと4G&5G通信の際のバッテリー持ちを比較
このユーザーは香港で2か月ほどXperia 1 III (XQ-BC72)を使用しており、これは4G通信のみの日と4G&5G通信の日の1日のバッテリー残量を記録したもの。
バラつきはありますが、平均すると4G通信のみで使った日のバッテリー残量は62%、4G&5Gで使った日の残量は51%となっています。
これ、大雑把な言い方をすると、4G通信のみだと4G&5G通信の時よりもバッテリー持ちが2割ほど良い、ということに。
なお、この比較は香港で行われたもののようで、香港の5G通信環境がどうなのかは私にはよくわかりません。
よって、国内で同じような設定にしても、バッテリー持ちに同じような違いが出るとは限りません。(もちろんさらに大きな差が出る可能性もありますが)
また、同じ国内でも比較的5G電波を拾いやすい都市部と、まだまだほとんど4Gでの通信しかできない田舎とでは結果が違ってくる可能性も十分にあります。
よって、国内版でも4G通信にすれば必ずしも2割前後の節電効果があるとは断言はできません。
ちなみにドコモやauはこのXperia 1 IIIを含め、今年のモデルからなぜか取り扱いモデルの仕様ページに「電池持ち時間」を掲載しなくなっています。
ただ、昨年のXperia 1 II (ドコモ版)の4Gと5Gの電池持ちを見てみると:
少なくとも前モデルでは4G通信時と5G通信時とで15%程度、電池持ち時間に差が出ているのが分かります。
よって、今回の4Gオンリーと4G&5Gで2割程度電池持ちに差が出る、というのは環境によってはそれほどおかしな結果ではないように思えます。
なお、香港版と国内版とでは設定が異なる可能性もありますが、国内版Xperia 1 IIIの場合は:
設定メニュー画面→「ネットワークとインターネット」から「モバイルネットワーク」を選ぶと以下のような画面がでます。
5G通信をしない、つまり4G通信のみのしたい場合は「4G/3G/GSM」を選びます。
ただ、先述のようにこれは国や地域、環境差、使用方法によっても結果が異なる可能性もあり、場合によっては逆効果ということもあります。
よって、試してみるという方は自己責任でお願いします。
ソース: Reddit
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