ドコモが本日、2022年版のXperia、4モデルに対してAndroid 14アップデートの提供を開始しました。
今回アップデート提供が始まったのはXperia 1 IV SO-51C、Xperia 5 IV SO-54C、Xperia 10 IV SO-52C、Xperia Ace III SO-53Cの4モデル。
アップデート後はいずれのモデルでもセキュリティーパッチが2月となります。
これでドコモ版のXperiaは対象機種すべてに対してAndroid 14アップデートが提供されたということになります。
なお、Xperia IV世代モデルやACE IVではすでにソフトバンク/Yモバイル版に対して1週間ほど前にAndroid 14アップデートが提供されています。
コメント
当方でも配信後すぐにXperia 5 IV(SO-54C)をAndroid 14にアップデートしました。
ゲームエンハンサーが5 Vの製品ページと同じ紫基調の新UIに更新されており、
現在のFPS、システム(SYST)温度、HSパワーコントロールの有無(HSPT)といった表示が追加されていました。
Video Proアプリにも地味ながら変更があり、以前の横持ちメインのUIに加え縦持ち時のUIも実装され、持ち方に合わせて自動回転するように改善されていますね。
・Android 14アップデート前と後で変化が見られたもの(UI以外)
①AnTuTuベンチマーク(V10)のスコア
アプデ前は約118万点であったが、アプデ後は約94万点に低下した。追加で要検証。
※ベンチマーク時はAndroid 13と14ともにゲームエンハンサーを「パフォーマンス」設定、充電ケーブルを接続し「HSパワーコントロール」をONにしている。
②メインメモリの平均使用量
これは朗報と言えるかは不明だが、アプデ前の使用量が5.7GBだったのに対し、アプデ後は3.9GBに減少した。
③ゲームエンハンサーのメモリ解放機能の改善
アプデ前ではメモリ解放機能をONにしていてもたったの数MB~数十MBしか解放されなかったが、アプデ後は100~300MB解放することが多かった。アプリのチューニング変更があったのかもしれない。
④サードパーティー製メモリ解放アプリ使用後のリバウンド
以前は全てのタスクをキルした状態でメモリ解放アプリを使用しても何故かメモリ使用量がリバウンドしてしまう現象があったが、アップデート後は極端にメモリ使用量がリバウンドすることは無くなっているように感じる。
上記のメモリについて良い兆候は見られるが、使用中のアプリを離れて復帰した際にタスクキルされる所謂メモリリーク問題が解決したかどうかはまだ検証していないため不明。
追記:このコメントでの端末の動作パフォーマンスは当方のXperia 5 IVの状態を示すものであり、個体差により必ずしも全てのXperia 5 IVには当てはまらない可能性があります。