先日、Snapdragon 8 Gen 3世界初搭載機種として発表・リリースされたシャオミの最新フラッグシップ、Xiaomi 14 Pro。
中国では発売初日からかなりの勢いで売れているようで、同モデルは今後リリースされる他のSnapdragon 8 Gen3搭載機の性能を占う上でも非常に注目度が高いという印象です。
そんな中、このXiaomi 14 Proの熱管理性能において少し心配な情報がでてきました。
Velian Speaks TechというYoutubeチャンネルが行った比較動画で、これはiPhone 15 Pro Max、Xiaomi 14 Pro、Galaxy S23 Ultraの3機種で、いくつかのベンチマークを走らせて性能を比較する、というもの。
ここではそれぞれのスコア差には触れませんが、気になるのは3DMarkの「Wild Life Extreme Stress Test」に関して。
これは高いグラフィック負荷のかかる処理を継続的にさせることで、端末がどの程度の性能を維持できるか、といういわゆる端末の「持久力」と「安定性」を計るテスト。
そしてなんと、Xiaomi 14 Proは端末の過熱によってテストを完了できないという結果に。
これは発熱問題が多く報告された昨年のSnapdragon 8 Gen 1でもあまり出てこなかった症状です。
また、テスト後の端末温度も他の機種よりもかなり高くなっていたとのことです。
もちろんこの問題はXiaomi 14 Pro特有のもの、という可能性も十分にあります。
ただ、SD8Gen1でも、最初は同チップセットを搭載したXiaomi 12シリーズで発熱問題が報じられ、その後、他の同一チップ搭載機(国内ではXperia 1 IV/5 IVでの報告が多かったですが)でも同様の報告が次々と上がってくるという事態に。
今のところ、今年中に中国メーカーのSnapdragon 8 Gen 3搭載機が他にも2~3機種はリリースされそうな雰囲気。
これらの機種でも同様の発熱問題が報じられるようであれば、Snapdragon 8 Gen 1の発熱問題の再来。
国内でもXperia 1 VIや5 VIといった機種でも同様の問題が発生する可能性が一気に高まるということになりそうです。
ソース:Youtube
コメント
Xiaomiのスロットリングの甘さの問題を
8gen3が悪いように書いてるのは印象悪いな
上のコメントに関してはXiaomiとQualcommどちらにも何かしら非があると思う…
ベイパーチャンバーまで搭載して発熱対策してるXiaomi端末がここまで発熱するってことは、
本機を出せば爆熱になりかねないSnapdragon 8 Gen 3をうまく制御できてないからなのかな…?
今回の世代はコア構成が強気過ぎるから冷却機構かSoCの制御をどうにかしないと本当にSnapdragon 810の二の舞になってしまう…
3GHz以上のコアが6コアもあるのはどう考えても爆熱になる未来しか見えねぇ…
Snapdragon 8 Gen 3のコア構成
・Cortex-X4 3.3GHz 1コア
・Cortex-A720 3.2GHz 5コア
・Cortex-A520 2.3GHz 2コア