先日、ソニーグループが2021年度第1四半期の連結業績を発表しました。
同社の決算発表、私は完全に見逃していたのですが、普段はガジェット関係のメディアでXperiaスマートフォンの売上が大体取り上げられます。
しかし今回はこれがなく、ちょっと不思議に思っていたところ、今回の決算発表からソニー側が発表内容を一部変更していることが判明しました。
ソニーはこれまでは決算の発表の一部である補足資料内、主要製品販売台数でスマートフォンの販売台数を公表してきましたが、今回の発表からその項目が削除。
2020年度第4四半期の主要製品販売台数↓
2021年度第4四半期の主要製品販売台数↓
ご覧のように「スマートフォン」の項目が削除され、非公表となっていることが分かります。
ソニーは2020年度に予告通り、小規模ながらスマホ事業の黒字化に成功。
これにより、少なくとも同社がスマホ事業から撤退する可能性は大きく遠のいたとみられており、当面「Xperia」は安泰と考えられています。
よって、これは決して「都合が悪いから」といった陰謀ではなく、2021年4月1日以降、Sony Mobile CommunicationsがSONYに統合され、事業形態を再編成したためだと思われます。
また、いずれにせよ今回は4~6月分の決算なので、Xperia 1 IIIといった最新モデルの売上はほとんど計上されていないと思われます。
ただ、ソニーにとってXperiaが「主要製品」から外されたことは紛れもない事実。
今後Xperiaのシェアが伸び、同社のスマートフォン事業が「主力事業」にでもならない限り、これからも決算内容にスマートフォンの売上台数や売上額が単独で表記されることはない、ということになるとおもいます。
国産スマホがもはや風前の灯火の中、Xperiaスマートフォンの売上はやはり気になるところ。大まかな数字でも良いので、発表してくれないですかね。
ソース:SONY
コメント
Xperia頑張れ、復活とか、
iPhoneより売れるとか言ってるファンいるけど、
そもそもソニーにそんな気ないんだよね
抑々今のソニーはXperiaを万人向けとしては造っていないので当然です。
あくまで『好きを極めたい』をコンセプトに、何か拘りがあって買ってくれる人向けなので他社とは完全に真逆、台数ではなく利益を重視した販売戦略へと舵を切りました。
寧ろ未だにXZ時代のようなのをユーザーが求めている方がおかしいんですよ。
16:9に戻せとか、POBox Plusとかを復活させろ、レンズ切り替えをシームレスに出来るようにしろ
こんな事を言ってる人は今のXperiaのコンセプトを理解していない人達で、もはやおとなしく他社へ移るべきです。
悪くいってしまうと万人向けに戻した所で、残念ながら売れません。
そういう点ではAQUOSやarrowsはそれぞれ外資系へ売却してからはターゲット層を絞った事で、あくまで日本国内しか展開していないので成功しています。
ただソニーは唯一海外展開しているので、そういう訳にはいかないのです。