国内でも10月中にリリースされることが確定したソニーモバイルの最新コンパクト・フラッグシップモデル「Xperia 5 V」。
Xperia 1 Vを小型化した兄弟モデルという位置づけのこのXperia 5 Vですが、今回は望遠カメラの有無など、前モデルよりも違いが大きくなっているという印象です。
しかし今回、このXperia 1 VとXperia 5 Vではスペック上の違い以外にも少し不思議な「性能差」があることが判明しました。
以下はドコモ版Xperia 5 VとXperia 1 VのGPU性能のベンチマーク、Geekbench 6 Computeの計測結果の比較:
OpenCLを比べると、Xperia 5 Vは8500ポイント位以上を安定的に出しているのに対し、Xperia 1 Vの方のスコアは7000ポイント台前半。
つまり、超モデルのGPU性能には大まかに2割の差が生じているということになります。
また、これはau版、ソフトバンク版、SIMフリー版のXperia 1 Vでも同様で、やはりXperia 5 VよりもこのOpenCLのスコアは低くなっています。
これ、最初は負荷のかかるXperia 1 Vの4Kディスプレイが原因かとも思ったのですが、海外版のXperia 1 VとXperia 5 VではGPU性能に今回のような差は見られません。
よって、ディスプレイの違いはおそらく無関係で、何らかの別の理由でSIMフリーモデルを含めた国内版のXperia 1 V”だけ”がXperia 5 Vの国内モデルや、他の国・地域のXperia 1 Vよりもグラフィック処理性能が低めにでている、ということに。
この違いが国内キャリア版だけでみられるものであれば、キャリアのプリインストールアプリなどが影響をしている可能性もあります。
ただ、スコアが低めに出ているのは国内SIMフリー版のXperia 1 V XQ-DQ44も同様。
よって、理由についてはまさに「謎」といった感じですが、ひょっとするとファームウェアのバージョンなどが関係している可能性もあるのでしょうか。
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