昨晩、Twitter上の有名ガジェット系ジャーナリストからの情報として、Pixel向けのAndroid 14アップデートが9月5日中にリリースされる可能がある、という件についてお伝えしました。
ところが結果的にこの情報は当たらず、実際にはいつもならば米国の昼過ぎごろにリリースされるアップデートは実際にはリリースされませんでした。
そして今回、この9月5日リリース説を提供していた同一人物がこれについて新情報を投稿していることが判明しました。
Android 14のアップデート提供は1か月遅延、10月4日に
Android 14のソースコード公開が来月に延期されたとの情報が入ってきた。
この決定は非常に遅かったようで、OEMメーカーでさえ今日リリースされると予想していた。
OEMは現在、Android 14のセキュリティリリースノートに詳述されている脆弱性が2023年10月4日に公開されると聞いており、それが新しいリリース日になるかもしれない。
2023年10月4日はPixel 8の発表イベントと同じ日なので、これが本当なら、新しいPixelデバイスの発表に合わせてAOSPのリリースが延期されるのは初めてのこととなります
要はAndroid 14リリース直前に何らかの重要な脆弱性の修正が必要となったため、アップデートはその修正を待ってのリリースになる、ということ。
新型Pixelの発表と新OSリリースが初めて同日に
また、延期後の新たな提供日は10月4日で、これはPixel 8/Pixel 8 Proの発表日と重なり、新OSのリリースと新型Pixelの発表が同日になる、というのは過去になかったこと。
ちなみに、過去のPixel向けの最新Android OSのリリース日は以下の通り:
Android 9:8月6日
Android 10:9月3日
Android 11:9月8日
Android 12:10月19日
Android 13:8月15日
昨年のAndroid 13はかなり早めのリリースでしたが、その前の12は10月後半のリリース。
よって、Android 14のリリースが10月初めでも特別遅い、というわけではありません。
Pixel以外の機種へのAndroid 14アプデ提供開始にも影響?
一方、今回の遅延はOEMも予想していなかったとのことで、おそらく各メーカーが準備中のAndroid 14ベースファームウェアもこのセキュリティ脆弱性を修正したAOSPを反映させる必要が出てくるものと思われます。
そうなると、Pixel以外のAndroid機種へのAndroid 14アップデートも全体にずれ込む可能性がありそうですね。
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