サムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S23シリーズに対して「大規模」なソフトウェア・アップデートの提供が開始された模様です。
ファイルサイズはなんと2.2GB。
OSアップデートでもないのにこのファイルサイズ、というだけでいかに大規模なアップデートであるかが分かります。
このアップデートは数週間前に有名リーカーが「スーパーアップデート」として予告していたもので、カメラ性能の向上に焦点があてられたもの。
特筆すべき追加機能としてはポートレート画像を2倍ズームで撮影できるようになり、より多様で詳細な構図を実現できるように。
さらに、今回のアップデートでは、カメラのオートフォーカスの問題が解決され、ナイトモードでの画像処理機能が強化されたため、低照度での撮影も向上しています。
また、複数の動体写真を同時に削除するオプションが追加され、画像ギャラリーの整理と管理が効率化されました。
ソフトウェア面では、One UIのアニメーションとトランジションがより滑らかになり、全体的なユーザーエクスペリエンスが向上しています。さらに、ギャラクシーS23シリーズの触覚フィードバックに微妙な改良が加えられ、より洗練された触覚反応が提供されます。
このアップデートでは、超広角カメラで撮影された写真の歪み補正も導入され、画像の端に存在する歪みが効果的に補正されます。
同様に、1倍から1.5倍ズームのプライマリカメラで撮影した画像でも歪み補正が可能になりました。
また、カメラアシスタントのアダプティブ・ピクセルを無効にするオプションも追加。
さらに、超広角カメラでのスーパーステディモードで撮影した動画のシャープネスが強化されています。
なお、低照度下でのファインダーの揺れ問題も修正。よりスムーズで安定したカメラ体験ができるようになりました。
また、超高解像度画像の色と空の描写を強化し、メインカメラと望遠カメラを切り替えた際の無地の背景の色ずれを最小限に抑えられるようにもなっています。
また、このアップデートには50以上の脆弱性問題の修正および6月分のセキュリティーパッチも含まれています。
今のところ、このアップデートはインド版のみに先行配信されているようですが、目立った不具合などがなければ他の国・地域向けにも順次提供されるはず。
一方、国内キャリア版Galaxyへのソフトウェアアップデートは海外版から数週間遅れることが多いので、このアップデートが国内版Galaxyに配信されるのは7月中旬くらいになるのではないかと思われます。
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