Googleの最新純正スマートフォン、Pixel 7a。
今回はドコモも取り扱ったこともあってか、現在国内では最も人気・売れているAndroidスマートフォンと言っても過言ではないでしょう。
このPixel 7a、廉価版と言え、搭載チップセットは上位モデルと同じTensor G2で、このSoCは一世代前のTensor G1からは順当な進化を遂げていると言われています。
しかし今回、このPixle 7aと前モデルのPixel 6aのベンチマーク比較において、少し意外な事実が明らかになりました。
Pixel 7aとPixel 6aのベンチマーク比較
以下は6月6日時点での期近50回分の測定結果から算出したシングルコアおよびマルチコアの平均スコア:
Pixel 6a | Pixel 7a | |
シングルコア | 1345 | 1324 |
マルチコア | 2867 | 2909 |
マルチコアでは若干Pixel 7aの方が6aよりスコアが高くなっていますが、シングルコアのスコアでは逆にPixel 6aの方が僅差で上回っています。
いずれも数パーセントの違いなので、これはもちろん誤差の範囲といったところでしょう。
ただ、基本的にはGeekbench 6におけるPixel 6aとPixel 7aのベンチマークスコアにほとんど違いはない、ということに。
Tensor G1→G2ではGPU性能の向上なども謳われているので、今回のGeekbenchベンチマークのスコアには表れない実使用での性能差はあるかもしれません。
ただ、ベンチマーク上とはいえ、前モデルからほぼ全く性能が進化していない、というのは少し意外でした。
一方、Pixel 7aでは発売当初から異常発熱や異常バッテリー消費の報告があり、これは何らかのバグである可能性が高いと言われています。
ひょっとしてこのバグが端末に余計な負荷をかけて間接的にベンチマークスコアを下げている、ということもあるのでしょうか。
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