ソニーモバイルが昨日発表した2023年新型はフラッグシップモデル、Xperia 1 V。
スペック全体をみると前モデルからの目立った進化点はありませんが、カメラ性能、具体的には新型センサーを搭載したメインカメラの実力には注目が集まっています。
そんな中、GSMArenaがこのXperia 1 Vの詳細なレビューを公開。
いつも通り、かなり細かなところまでカバーしているレビュー記事ですが、その中に特に注目に値するべき点がありました。
Xperia 1 Vに発熱問題はなし!?
非常に重要な部分だと思うので、直訳ではありますが、すべて日本語訳を載せておきます。
まず、Xperia 1 Vが熱くなることがない。暖かいくらいはありますが、でも不快なほど熱くなることはない。
長時間のベンチマークテストでも、画面のリフレッシュレートは120Hzのままでした。
そして3つ目は、最も重要なニュースとして、カメラのオーバーヒートがなくなったことです!4Kビデオ撮影を5分間行っただけでオーバーヒートするスマホは、信じられないほどひどいものでしたが(Xperia 1 IV、あなたのことです)、それは過去のことです。
Xperia 1 Vは、4Kで30分間撮影しても暖かくなることすらなく、これは素晴らしいニュースです。
カメラの過熱警告は、機能のメニューとして残っていますが、まだ経験したことがありませんし、皆さんも決して経験しないことを望みます。
30分ほどゲームもしましたが、Xperia 1 Vは熱くならず、スロットリングもされず、少なくともそれが明らかにはなりませんでした。ですから、ほとんどのゲーマーやフォトグラファーは、熱管理が改善されたことに満足するのではないかと思います。
発熱は昨年のSD8Gen1搭載機全般に言える宿命的とも言える問題点でしたが、特にXperia 1 IVではこの発熱問題が大きな問題となったのは記憶に新しいところ。
発熱が原因でカメラがまともに使えなかったり、頻繁なスロットリングやフレームレート低下で端末がカクついたり、といった問題が多く報告されました。
一方、今回のレビューを見る限り、Xperia 1 Vでは発熱およびその副作用は皆無、といった印象を受けます。
これがチップセットの改善によるものなのか、大型排熱版の搭載によるものなのか、ソフト的なチューニングによるものなのか、あるいはこれらすべてのお陰なのかは分かりません。
が、過去にXperiaの発熱問題を躊躇なく取り上げていた辛口気味な大手ガジェットサイトが、今回のXperia 1 Vで「発熱問題なし」という太鼓判を押した意味合いは大きいと思います。
カメラ性能の向上が注目されているこのXperia 1 Vですが、この発熱問題を克服した、という点が実は一番の進化点かもしれませんね。
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