ソニーモバイルの既存最新Xperia、Xperia 5 IV。
XDA上に、同モデルの少し珍しい「文鎮化」報告が上がっていました。
このユーザーはどうやらオンラインで個人からXperia 5 IVを購入したものの「文鎮化」しているためにスレッド上でヘルプを求めています。
しかし、冒頭の画像からも分かるように機種の型番自体が「VSI1F5X」となっており、これは国内・海外版を含めて全く見たことのないフォーマットになっています。
購入したのはドコモ版のXperia 5 IVのプロトタイプ
そのため、他のXDAユーザーも最初は困惑していたようですが、元の投稿者が画像を追加:
前面の画像のみですが、確かにベゼルの感じやフロントカメラの位置からすると何らかのXperiaであることは間違いなさそう。
また、ビルド番号の部分に「PDX224」とあり、これはXperia 5 IVの開発コード名と呼ばれるもの。
さらに「DOCOMO」という文字列もみられ、ドコモ版のスマートフォンであることも間違いなさそう。
つまり、どういったルート化は不明ですが、このユーザーはどうやらドコモ版Xperia 5 IVのプロトタイプを入手してしまった、ということ。
一方、「文鎮化」と言えば普通、端末の電源が入らなかったり、ブート画面でループしたりする症状を指すと思うのですが、今回の画像を見る限り、このXperia 5 IVは端末情報を表示できているので、少なくとも設定画面などは動作する模様。
ただ、おそらく他の動作ができず、このユーザーは欧州版のファームウェアをインストルーしようとしているようですが、それができない状態。
つまり事実上の使用不能状態だと思われ、これを「文鎮化」と呼んでいるのではないかと思われます。
正式リリースされたスマートフォンのプロトタイプが出回る、というのは他メーカーの機種ではたまに見かけますが、それが販売されて入手してしまう、というのはかなりレア。
ただ、中古とは言え、それなりの金額を払って購入したと思われます。
iPhoneなど、超メジャーなスマホのプロトタイプならば付加価値が付いて転売で儲かる、なんてこともありそうですが、さすがにXperia 5 IV、しかも日本のキャリア版のプロトタイプ、というのはあまり欲しがる人はいなさそうです。
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