ソニーモバイルの2023年フラッグシップ1号機として来年春ごろに正式発表、そして5〜6月のリリースが予想されている「Xperia 1 V」。
ここ最近の比較的信頼性の高いリーク情報としては、外見的にもスペック的にもXperia 1 IVから大きな進化はない、というが有力。
ただ、チップセットが「問題児」だったSnapdragon 8 Gen1→Snapdragon 8 Gen2搭載となるだけでも、見方によっては大きな進化とも言えるような気もします。
そんなXperia 1 Vに搭載されるSnapdragon 8 Gen2に関して、少し興味深い新情報がでてきました。
2023年Xperiaフラッグシップは第三のバージョンのSnapdragon 8 Gen2を搭載?
以下はRedditユーザーが「ソニーは次期モデルに別バージョンの8 Gen2を使うようだ」というコメントともに投稿していたGeekbenchからのものと思われるスクリーンショット。
これが次世代Xperiaのもの、という確証はありませんが、もしそうであればなかなか興味深いところ。
まず、搭載メモリが16GBとなっています。
既存のXperia 1 IVでも16GB RAM搭載バージョンは存在しますが、これは国内SIMフリー版限定。
一方で、この時期に発見されるXperia 1 Vが16GB RAM搭載、ということは同モデルのベースモデルが16GBメモリを搭載という可能性もありそうです。
ただ、今回これよりも興味深いのはCPUのクロックスピードで、このベンチマークではプライマリ・コアの動作周波数が3.26 GHz、となっています。
Snapdragon 8 Gen2搭載モデルのベンチマークスコアはすでにGeekbench上では複数発見されており、例えば、Xiaomi 13などに搭載の「レギュラー版」SD8Gen2のプライマリ・コアの動作周波数は3.19GHz。
一方、Galaxy S23シリーズに採用の「サムスン向け特別版」SD8Gen2のプライマリ・コアの動作周波数は3.36 Ghzとなっています。
つまり、今回見つかったXperiaのものとされるCPUの胴は周波数はレギュラー版と特別版の間、ということになり、本当に次世代Xperia向けのものであれば、Xperia 1 VやXperia 5 Vにはレギュラー版でもなく、特別版でもない第三のバージョンのSnapdragon 8 Gen2が搭載される、ということに。
そう言えば、少し前にTwitter上のリーカーからソニーもこのサムスン特別版SD8Gen2を採用する可能性がある、という情報がありましたが、今回の情報と何らかの関わりがあるのかもしれません。
ちなみにクロックアップされているサムスン向け特別版Snapdragon 8 Gen2ですが、ベンチマークスコア自体はレギュラー版搭載機種のものよりも低くなっています。
よって、今回のXperia向け?SD8Gen2が実在するとしても、レギュラー版よりも性能が上になる、とは限らないようです。
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